普遍性と変化の創造！ブックオフの成長戦略【後編】

普遍性と変化の創造の両輪で躍進するブックオフの成長戦略を、【前編】【後編】の2回にわたり紹介する本記事。【前編】では「海外事業」「プレミアムサービス事業」「事業開発・M&A」の3つを深掘りしました。

【後編】で焦点を当てるのは「国内ブックオフ事業」と「サステナビリティ」です。ブックオフの取り組みを知りたいとお考えの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

国内ブックオフ事業の成長戦略

国内ブックオフ事業では、全国に790店舗の直営店・FC加盟店を展開。大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」の毎期1～2店舗出店など、今後も継続的な出店により店舗網を拡大していきます。

既存店舗でも毎期4〜5店舗のペースで、トレカ・ホビーの売場拡大や対戦用スペース設置といった施策を実施。エンタメ性を追求するとともに、コロナ禍で不振が続いていたアパレル売場を圧縮することで、オペレーションの改善・効率化を狙います。

同時に推進している「ひとつのBOOKOFF」構想は、公式スマホアプリを起点に実店舗とネットサービスをシームレスにつなぎ、お客様の利便性向上や利用機会の最大化をめざす取り組みです。

2018年リリースの公式スマホアプリの会員数は、2022年5月末に500万人を突破しました。

アプリ会員はカード会員と比べて、1人あたりの年間購入金額がプラス14,000円、1年後のリピート利用率がプラス24％と大幅に向上することがわかっています。課題であった売上客数も、前年比102.4％と改善傾向に。

ECサイト・店舗POSの刷新。BOOKOFF Onlineでの販売に加え、直営店舗の需要調整機能も担う、EC専用在庫のシステム強化。こうしたIT投資により、店舗・EC間の連携強化やDXも推し進めています。

マーケティング戦略としては2021年5月から、ブックオフの本の品ぞろえや商材の多様性の再認識をうながすプロモーション「あるじゃん！」をスタートしました。

休眠顧客層の来客を促進するため、テレビCMだけでなくWebやSNS、PR、店頭などの幅広いアプローチを実施。ロイヤリティプログラムも組み合わせて、定常的な集客をめざします。

サステナビリティのための取り組み

「多くの人に豊かな生活を提供する」をミッションに掲げるブックオフ。

2021年9月には社会課題解決に主導的に取り組むため、「広報・SDGs推進室」を新設しました。サステナブルな社会の形成につながる普遍的価値の提供により、5年後10年後に世の中が必要とする会社であり続けることをめざします。

ブックオフが牽引するリユース業界自体も、循環型社会の形成に寄与することで、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」達成のための重要な役割を担っています。

外部協力会社との連携により、古紙を年間約38,566tの再生紙に、ソフト商材を年間1,481tの再生樹脂に、年間30万台の携帯電話を貴金属・部品に再利用・再資源化しました。

ほかにもSDGs達成のために、幅広い施策を実施中です。

・海外事業による雇用の創出や良質な商品・アパレルの提供
・障がい者の支援と雇用の創出
・クラウドファンディング「キモチと。」での社会貢献プロジェクトのサポート
・東急株式会社と連携で進める資源循環型まちづくりへの実証実験
・リユース事業が果たす社会的・環境的な役割を全国の小学生に伝える「学校ブックオフ」プロジェクト

ブックオフの成長に欠かせないのが「人財」です。

採用・育成はもちろん、種々の休暇・休業制度や勤務地選択制度、短時間勤務制度、夫婦帯同転勤制度などを整備。誰もが働きやすい職場環境づくりに努めるとともに、従業員の能力開発・自己実現の機会を提供することで、ブックオフの成長を社員一丸となって進める体制を築いていきます。

躍進を続けるブックオフで一緒に成長したいとお考えの方は、ぜひ採用サイトをチェックしてみてください。ブックオフでは自発的な行動で課題を達成する意欲のある人財、ポジティブでコミュニケーションを大事にできる人財をお待ちしています。