ブックオフのお仕事
ブックオフの海外店舗「Jalan Jalan Japan」が新展開 日本初のカザフスタン進出が実現した理由!
「Jalan Jalan Japan」(以下、JJJ)は、ブックオフがマレーシアで運営するリユースショップ。2016年4月の1号店開店から順調に業績を伸ばし、現在9つの店舗を展開しています。
2022年10月1日、中央アジアのカザフスタン共和国に、JJJ初の海外店がオープンしました。
現在、カザフスタン共和国内では唯一の日本小売チェーンの展開となり、リユースショップとしては初出店となります。
JJJはこんなお店
マレーシア国内におけるJJJの店舗面積は平均500坪。アパレルや生活雑貨、ベビー用品、おもちゃ・ホビー、スポーツ用品や楽器、家具など、広い店内に並べられた商品およそ20万点は、すべて日本から輸出された中古品です。
日本で使用された良質な中古品をリーズナブルな値段で購入できることから、現地の皆さまに愛され、年間約100万人のお客様にご利用いただくまで成長しました。
JJJカザフスタン開店までの経緯
もともと、日本国内でリユースできなかったモノの、出口としての役割を果たす戦略として始まったJJJ。
「出口戦略」拡充の点から、マレーシア以外の国への展開を早くから検討してきましたが、直営店での運営は課題が多く、実現できませんでした。
今般ブックオフは、カザフスタン人運営の現地企業と加盟契約を締結。JJJカザフスタン1号店は、ブックオフがJJJのライセンスを供与し、商品を供給しながら運営を支援する「加盟店」方式での出店となります。
カザフスタン進出の理由
JJJカザフスタン1号店は店舗面積約500坪。冬物衣料を含むアパレルや生活雑貨、ベビー用品、おもちゃ・ホビー、ウインタースポーツを含むスポーツ用品や楽器、家具、アクセサリー、着物など、充実の品ぞろえとなっています。
1年の半分以上が冬とされるカザフスタン。マレーシアではニーズが少ない冬物アパレルやウインタースポーツグッズの輸出先として、大きな役割を果たします。
カザフスタン人と日本人は体型が似ていることや、日本製品の人気が高いにもかかわらず流通量が少ないこと。これらはブックオフの出口戦略にもプラスに働くでしょう。
課題解決は協働で
海上輸送だけでなく陸上輸送も必要になることから、輸送面で課題のあったJJJカザフスタンの運営。ユーラシア大陸の鉄道輸送の経験が豊富で、輸送の質を重視する、国際物流の株式会社日新の協力を得ることで、課題を解決できました。
今後マレーシア・カザフスタン以外の国へも展開を考えているJJJにとって、商材の確保も大きな課題です。
ブックオフは、中古品の海外輸出最大手である株式会社浜屋と提携し、JJJ加盟店の開拓と、日本国内の商品(不要品)調達について協働して進めることで合意しました。
JJJの価値を世界中に提供することは、ブックオフグループのミッションである「多くの人に楽しく豊かな生活を提供すること」につながるだけではなく、「日本のすてない社会」の実現にも大きな役割を果たすと、ブックオフは考えます。
今後のJJJの展開にぜひご注目ください。