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コロナ禍や環境保護推進でどう変わる?世界のリユース市場動向【後編】

クローゼット

2019年の280億ドルから2024年には640億ドルにまで拡大するといわれている、世界のリユース市場。

前回に引き続き、米国で女性・子ども向けアパレルのオンラインリユースショップを運営する「thredUP」のレポートから、海外のリユース市場の動向をエコインパクト(人や企業の活動が環境に与える影響)の視点から考えます。

ファッション業界の環境負荷の見直しは世界的課題

衣服を取り扱うファッション業界の環境負荷の見直し。日本国内の動きに関しては以前「持続可能な社会のために~環境庁「サスティナブルファッション」を読み解く」で触れましたが、海外でも大きな課題となっています。

「thredUP」のレポートによると、半数の人が不要になった衣服をゴミとして処分しているとのことです。1年間に製造される320億枚の衣服。その64%にあたる数の衣服が、埋め立て地に捨てられているそうです。

またレポートでは、パーティードレスのような特別な時に着る服についても言及しています。調査対象の半数が「同じ服を着ているところを見られたくない」と感じ、70%の人が1回限りの服を購入したというデータがあり、そんな行動の結果1年間で9.4万トンもの廃棄物が生まれたことが報告されています。

一度しか袖を通さない服というのはお財布だけではなく、環境にも優しくないようです。

リユースを取り入れることでどれくらい変化するの?

ファッション業界の課題である環境負荷の見直しに、リユース業は大きく貢献できると考えられます。

では、具体的にはどれくらいの効果あるのでしょうか?「thredUP」のレポートには、次のようなデータが挙げられています。

たとえば1年間の洋服購入のうち1着を、新品ではなくリユースにしたと仮定します。すると、260万トンの温室効果ガスの削減につながり、6600万本の木を植えたのと同じ効果があるそうです。ゴミの量に換算すると、18700台のトラック分に相当する約20万トンの減少。大きなインパクトがありますね。

また一度しか袖を通さなかったドレスをリユースに回した場合、そのドレスの原材料調達から生産、流通、リユースに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量は、ゴミとして処分されたときと比較して79%もの削減に!

リユースの洋服を買う・不要な洋服をリユースに出すことで、環境への負荷が大幅に減るのです。

環境問題の解決にリユースを

リユースを生活に取り入れることが、ゴミの減少や温室効果ガス削減につながることがわかりました。

『The Conscious Closet』の著者エリザベス・L・クラインは、「リユースはファッション業界が生み出す温室効果ガスを一括して下げ、資源を最大限活用する方法である」と述べています。

消費者もファッション業界が環境に与える影響に気づき始めており、今後さらにリユースへの関心が高まっていくでしょう。

2回にわたり「thredUP」のレポートから、海外のリユース市場の動向をお伝えしました。

レポートでは、コロナパンデミック後「使い捨てより再販可能な衣服」「節約重視」「環境への配慮」といった消費者の意識変化を表すデータもあり、今後のリユース拡大の流れが注目されます。

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