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コロナ禍や環境保護推進でどう変わる?世界のリユース市場動向【前編】

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日本のリユース市場は2025年には3.2兆円まで拡大すると予想されていますが、世界全体ではどのような状況なのでしょうか?

今回と次回の2回にわたり米国で女性・子ども向けアパレルのオンラインリユースショップを運営する「thredUP」のレポートから、海外のリユース市場の動向について考えます。

海外でもリユース市場規模は拡大傾向

2019年に280億ドルといわれた海外のリユース市場。2024年には640億ドルまで増加すると予想されています。5年間で2.8倍!日本同様、海外のリユース市場も拡大傾向なのですね。

新型コロナウィルス感染拡大は海外のリユース業界にどのような影響を与えたのでしょうか?「thredUP」のレポートは市場へのダメージは少なかったと伝え、その理由にコロナ禍による経済的問題や消費者のマインドの変化を挙げています。

また自宅から安全にお手頃価格でショッピングが楽しめるとあって、インターネットを使ったリユース品の売買の人気は高まるばかり。今後の購入先としてリユースショップを挙げる人も増加しており、さらに市場が広がっていくと予測されています。

消費者のマインドが変わった?

消費者のマインドの変化について少し詳しくみてみましょう。

「thredUP」のレポートによると、18歳以上の女性をターゲットにした2019年の調査で、70%もの人がリユース品をすでに買ったり買うつもりというデータが出ました。2016年の45%から大きく伸びています。

とくにジェネレーションZと呼ばれる24歳以下の世代の40%は、すでに衣服やアクセサリーのリユース品購入を経験済み。

8割がリユース品の着用に抵抗を感じないと答えるなど、サステナビリティ(持続可能性)志向が高いことがわかりました。

一方でリユース品の買い取り経験がある人は、18%と少なめ。しかし経験者の7割は、「買い取りをリピートする」と述べています。最初の一歩にはためらいがあっても、使ってみると「これはいい!」と感じる人が多いようです。

ちなみに不用品を買い取りに出す理由は、・お小遣い稼ぎ・環境のために・クローゼットの整理。この辺りは日本とあまり変わりませんね。

常に新しいものを求める」から「気に入ったものならリユースでOK」や、不要になった衣服をリユースへ回し環境に配慮しながらお小遣いもゲットする。調査結果から消費者の志向の変化が、見えてくるのではないでしょうか?

「thredUP」のレポートからリユース業界のマーケットは日本ばかりではなく海外でも拡大し、今後も成長基調であることがわかりました。

後編では「エコインパクト」、サステナビリティの視点から、海外のリユース市場動向をお届けします。

 

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