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リユース業界のトレンドを語る8つのキーワード 【前編】

リユース業界の2022年の市場規模は前年比7.4%増の2.9兆円で、2009年以降13年連続の成長となりました。さまざまな要因が重なり、2023年も依然として好調が続いています。

今回は【前編】【後編】の2回にわたり、そんなリユース業界の売れ筋のカテゴリー、消費者の動向、業界のサービスの状況といったトレンドを「8つのキーワード」で解説。リユース業界の現状を知りたいという人、転職に興味があるという人はぜひ最後までご覧ください。

インバウンド

使用・保存状態の良さや、ブランド品の偽物の少なさから、世界中の注目を集めている「Used in Japan」。コロナ禍の影響緩和や円安による「インバウンド」の復調は、リユース業界全体の追い風になっています。

地域差はあるものの、訪日外国人数は2023年7月度に232万人と、コロナ前の80%まで回復しました。大都市圏では免税売上比率50%以上というリユース店舗もあり、市場拡大に大きく貢献しています。

また同年8月には中国政府が2020年から禁止していた日本への団体旅行を解禁。さらなるニーズの拡大が期待できるでしょう。

トレカ

コロナ禍以降、継続的にニーズが拡大しているのが、玩具・模型市場です。

2022年には市場規模が、前年から17.5%と大きく増加しました。とくに「トレカ商材」は国内外で急成長を遂げており、国内の専門店も増えています。

ブックオフグループでも、トレカ・ゲームなどの遊べるアイテムを取りそろえた「あそビバ」や、トレカ専門店「Japan TCG Center」を展開中。Japan TCG Centerは2023年2月に、2号店となるイオンモール沖縄ライカム店をオープンしました。

SDGs

いまリユースを語るうえで外せないキーワードが、2015年に国連で採択された持続化可能な開発目標「SDGs」です。とくに目標12「つくる責任 つかう責任」の達成には、リユース事業の発展による循環型社会の形成が大きく貢献するでしょう。

リユースは新たにモノをつくるのではなく、不用品を再び循環させることで、廃棄物・CO2の排出・天然資源の消費を減らす地球に優しいビジネスモデルです。

現在は世代を問わず、国内外でSDGsへの関心が高まったことで、「同じモノを買うなら安くて環境保全にもつながるリユース品を」という消費者が増加。リユース市場の成長につながっています。

また、昨今はモノを再流通させるだけでなく、寄付プログラムと組み合わせるなど、利用者が気軽に社会貢献できるサービスも少なくありません。

ブックオフでも買取金額を社会貢献性の高い活動に寄付する「キモチと。」、国内での販売が難しいモノを海外に輸出する「Jalan Jalan Japan」、新しいモノとの付き合い方を提案するブランド「REMARKET」など、幅広い取り組みを推進して、SDGsの目標達成に寄与しています。

リアル店舗とネットの連携

コロナ禍での需要拡大により、BtoCの店舗を展開するリユース企業でも、ネットサービスとの「連携」をはかるケースが増えています。

2021年にはBtoCのネット販売の市場規模は14.7%増と大幅に拡大。また2022年にも8.5%と成長を維持しました。

一方で店舗販売も、2022年には人流回復の影響により停滞から脱却。市場規模は1兆円を突破しています。

幅広い商材を大量に取り扱うEC販売が増加している現在でも、専門性・信頼性の高いリアル店舗は依然としてニーズが高いといえるでしょう。そのため両者の在庫・サービスをうまく連携することが、店舗を展開する多くのリユース企業の課題となっています。

たとえばブックオフでは、公式アプリを起点に、リアル・ネット双方でお客様の利用機会最大化を目指す「ひとつのBOOKOFF構想」を推進。公式スマホアプリ会員は2023年5月末に643万人を突破しました。さらにPOS・販売管理システムの刷新や、ECサイト「BOOKOFF Online」のリニューアルなど、IT投資にも注力しています。

【後編】でも引き続き、リユース業界のトレンドを語るキーワードを紹介していきます。ぜひあわせてチェックしてみてください。

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