ブックオフのお仕事
事業開発、新規店舗＆窓口オープン、海外展開…ブックオフの成長戦略2023【後編】
ブックオフグループの「価値創造MAP」に沿って、最新の成長戦略をレポートしています。【前編】では「事業開発」「プレミアムサービス事業」「海外事業」の3つの領域について解説しました。
【後編】ではグループの安定的な収益を支える「国内ブックオフ事業」について、現状や実績、今後の成長戦略をレポートしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
ブックオフ店舗の継続出店
【前編】で紹介したプレミアムサービス事業や海外事業と同じく、継続的な新規出店により店舗網を拡大中の国内ブックオフ事業。
主な店舗パッケージは、書籍・ソフトメディアを中心とした従来型の中小型店舗「BOOKOFF」に、「BOOKOFF PLUS」「BOOKOFF SUPER BAZAAR」を加えた3つです。
BOOKOFF PLUSは平均売場面積が従来型店舗の約2倍で、洋服や服飾雑貨なども扱う店舗パッケージ。BOOKOFF SUPER BAZAARは平均売場面積約950坪の大型総合リユース店舗で、競合他社にない競争優位性を有する地域の旗艦店です。
2022年5月時点の直営店数は、3つのパッケージで計358店舗。ほかにも、BOOKOFFとBOOKOFF PLUSを中心に、FC加盟店を全国で377店舗展開しています。
今後はとくにBOOKOFF SUPER BAZAARの店舗網拡大を見据え、毎期1〜2店舗のペースで出店を予定しています。
エンタメ型ブックオフの展開
新規出店とあわせて、国内ブックオフ事業の成長戦略の肝となるのが、エンタメ型ブックオフの展開です。
コロナ禍での巣ごもり需要などから、幅広いリユース商材のなかでもトレーディングカードの人気がとくに高まっています。
これを受けて、ブックオフでは【前編】で紹介した「あそビバ」「Japan TCG Center」の出店と並行して、既存店でもエンタメ性重視の新店舗パッケージを開発。トレーディングカードの売場を拡充するとともに、対戦用のデュエルスペースを設置するなど、ユーザーのニーズに応えてきました。
さらに全国主要都市でトレーディングカードの大型イベントを開催。近隣店舗との相互送客により、トレカ市場の創出・拡大を実現しています。
直営既存店の商材別の売上高では、トレーディングカード・ホビーが前年比48.1％増と大幅に売上を伸ばしました。
今後も毎期4〜5店舗のペースで、エンタメ型ブックオフの新規出店またはリプレイスを実施していく予定です。
国内事業のDX推進
ネット活用とアプリサービスの拡充による顧客接点・購入金額の拡大も、国内ブックオフ事業の成長戦略としては欠かせません。
「ひとつのBOOKOFF」構想ではアプリを起点として、店舗とECセンターをシームレスに接続。クーポンの定期配信、購入商品の宅配、店頭でのキャッシュレス買取、出張買取・宅配買取といったサービスを実現しています。売りたいお客様と買いたいお客様の利用機会最大化をめざす施策です。
公式スマホアプリの会員数は、2022年11月末時点で578万人に到達しました。レジ通過客数の延べ3割超がアプリ会員となり、直営既存店の売上高は前年同期から約11％増となっています。
2023年には、ブックオフにまつわる行動にスタンプを付与することで、再来店・再購入を促す「ロイヤリティプログラム」の開始も予定。当初の目標である600万人規模をめざします。
ECサイトや店舗POS・老朽化したITインフラの刷新と、EC庫内システムの強化も、おおむね計画通りに進んでいます。
成長の土台となるグループの普遍的価値
リユース業界のリーディングカンパニーとして、幅広い事業へのチャレンジと既存事業のアップデートを通じて成長を続けるブックオフグループ。
戦略の根底にあるのは、「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」という2つの経営理念、そして「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」というミッションです。
この普遍的価値に基づき、ブックオフでは今後も循環型社会の実現に向けたアクションを継続していきます。
「サステナビリティに直結する事業に携わり社会貢献したい」「将来を見据えて安心して働き成長したい」とお考えの方は、ぜひブックオフの採用情報をチェックしてみてください。
