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2025年には3兆5,000億円!?成長し続けるリユース業界の現状と未来予測【前編】

地球儀とグリーン

 

リサイクル通信の推計によると、2021年のリユース業界の市場規模は前年比11.7%増の2兆6,988億円となり、2009年の調査開始から12年連続の成長を果たしました。市場規模の拡大は今後も継続する見込みで、2025年には3兆5,000億円に達すると予測されています。

いま波に乗っているリユース業界。急速な成長の背景を探るため、【前編】【後編】の2回にわたり、リユース市場が成長を続ける理由や今後成長が見込まれる領域について、掘り下げて紹介していきます。

リユース業界の動向が気になる方、リユース業界への転職・就職を検討していて将来性を見極めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

物価の上昇に伴うリユースニーズの高まり

一昔前までは「中古」というネガティブなイメージから、リユース品の購入に対して抵抗感を持つ層は少なくありませんでした。

しかし昨今はメディアの紹介などで、その経済合理性の高さに注目が集まる機会が増加。若者を中心に、より気軽にリユース品を購入する人が増えています。

この傾向に拍車をかけたのが、ロシアのウクライナ侵攻に起因する資源高と円安です。物価が上昇したことにより、生活水準を維持するために、新品と比べて安価に購入できるリユース品を選ぶというニーズが生まれました。

コロナ禍により多くの業界がダメージを受けるなかでも、依然として成長を続けていたリユース業界。不況時にはむしろ利用者が増える傾向にあり、景気の変動に左右されにくい安定した領域といえるでしょう。

トレカ・スポーツ用品・ブランド品が好調

商材別の売上を見ると、とくに好調なのが「玩具・模型」「スポーツ・レジャー用品」「ブランド品」で、いずれの市場規模も前年から2ケタ成長となりました。

巣ごもり需要の影響でコロナ禍のなか売上を伸ばした「玩具・模型」は、前年比19.7%増と依然として好調をキープしています。なかでも需要が高まっているのは、ポケモンカードゲーム、遊戯王OCG、デュエルマスターズなどのトレカ商材。手に入れにくい商品が高値で取引されるケースも少なくありません。

ブックオフでもトレカの売上は大きく伸びています。これを受けて既存店ではトレカ・ホビー売場の拡張、デュエルスペース(対戦用スペース)や家族連れで楽しめるスペースの設置など、リニューアルを実施新規事業として2021年にオープンしたトレカ専門店も好調で、現在は多店舗展開も計画中です。

同じく三密回避のニーズから、コロナ禍のなかでも上昇傾向にあったスポーツ・レジャー用品は、前年比10.8%増と堅調に推移しました。

前年まで不調だったブランド品は、インバウンド需要の消失、外出機会の減少といったコロナの影響が薄れたことで、前年比19.6%増と回復。円安や時計相場の上昇などにより海外ブランドの新品が入手しにくくなったことも、成長を後押ししました。

【後編】でも引き続き、リユース業界の現状と未来予測についてくわしく紹介していきます。ぜひあわせてチェックしてみてください。

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