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2025年には3兆5,000億円!?成長し続けるリユース業界の現状と未来予測【後編】

エコイメージ

 

リユース業界の市場規模は12年連続で拡大しており、2025年には3兆5,000億円に達するとも予測されています。

リユース業界が成長を続ける理由や今後成長が見込まれる領域について、【前編】【後編】の2回にわたり紹介する本シリーズ。【後編】ではとくに環境問題との関連やネットサービスの充実に焦点を当てて、リユース業界の現状と未来を掘り下げていきます。

環境問題に対する意識の向上

リユース品が多くの人に親しまれるようになった背景としては、環境問題に対する社会全体の意識向上が挙げられます。

2030年までに達成すべき持続可能な開発目標「SDGs」が広く認知されるに伴い、不用品を再利用することで資源・エネルギーの消費を抑制し、廃棄物削減につながるリユースが「環境にやさしい領域」として注目されるようになりました。

これにより積極的にリユース品を購入する人や、不用品を捨てずに売りに出す人が増加しています。

2018年6月には循環型社会形成の方針として、「第四次循環型社会形成推進基本計画」が閣議決定。重要な柱の一つである「持続可能な社会づくりとの統合的な取組」の指標に、「循環型社会ビジネスの市場規模」が掲げられました。

日本政府の後ろ盾も、リユース業界のさらなる拡大を後押ししていくでしょう。

ブックオフでは核となるリユース事業のほかに、わけあり商品の提供による食品ロスの削減、鉄道施設内の忘れ物のリユースなど、サステナブルな取り組みを推進。循環型社会形成の実現に貢献しています。

ネットサービスの充実化

2021年のネット販売の市場規模は、フリマアプリなどのCtoCで前年比10.4%増、ECサイトなどのBtoCで前年比14.7%増となりました。どちらも大きく成長しています。

コロナ禍の中でも感染リスクを回避して買い物できることが、急速な成長をささえた要因の一つです。実店舗を展開する多くのリユース企業が、ECサイトやアプリをはじめとするネットサービスに注力しています。

多様かつ豊富な品揃えを用意できる、簡単に商品や在庫を検索できる、全国どこからでも目当ての商品を購入できるなど、ネットサービスはユーザビリティの高さも魅力。質の高い日本のリユース品を求める外国人顧客が増加していることもあり、今後ネットサービスの需要はさらに高まっていくでしょう。

結果としてリユースサービスがより便利に活用できるようになり、これまで利用のなかった新たな顧客層を獲得するなど、市場規模のさらなる拡大にも寄与すると考えられます。

一方で実物を見ながら購入できる安心感から、実店舗の需要もまだまだ高いです。

ブックオフでは会員サービスを起点に、店舗サービスとネットサービスをシームレスにつなげる「ひとつのBOOKOFF構想」を推進。公式スマホアプリの会員数は2022年5月時点で519万人に達しており、店舗での売上客数増加につながっています。

「将来性が高い業界で働きたい」「チャレンジングな姿勢で社会に貢献していきたい」とお考えの方は、ぜひブックオフの採用情報をチェックしてみてください。


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