リユース業界トピックス
巣ごもり需要、海外で人気沸騰… ブックオフがトレカ専門ショップをオープンした背景
2021年11月27日、ブックオフは初のトレーディングカード専門ショップ「Japan TCG center吉祥寺駅北口店」をオープンしました。
そこで今回は「Japan TCG center吉祥寺駅北口店」の概要と、新たにトレカ専門店をオープンした背景をレポートしていきます。
Japan TCG center吉祥寺駅北口店とは?
「Japan TCG center吉祥寺駅北口店」はブックオフ初の「トレカ専門店」。リユース事業の強みを活かした中古買取・販売に加えて、新品パックやカードサプライ(関連グッズ)を取りそろえて幅広い層のニーズに応えます。
約75坪の店舗にはデュエルスペースを64席設置してあり、カウンターで申請をするだけで無料利用ができるだけでなく、公式大会も実施されています。明るく、入りやすく、遊べるお店を展開することで、初心者から上級者まで多くのトレカファンが利用できる空間を目指しています。
さらにJapan TCG center吉祥寺駅北口店では、お目当てのトレカがある場合には4台の専用タブレットから検索することが可能です。独自のシステムを活用することで、種類やアイテム名から検索ができ、結果は画像付きで表示。欲しいアイテムの予約や、売りたいトレカの買取金額チェックにも利用できます。まさに”トレカの聖地”といった感じの店舗となっています。
ブックオフがトレカ専門店をオープンした背景
ホビー・トレカ商材はブックオフが売れ筋商品として、取扱店舗や取扱高を拡大したり、既存店舗にデュアルスペースの設置を進めたりとこれまでにも注力をしてきた分野です。
トレカは巣ごもり需要にも後押しされてコロナ禍の中でも安定的に市場を拡大。さらに日本のトレカは海外での人気も高く、希少性の高い商品には数千万円の高値がつくケースがあるなど将来性の高い分野といえるでしょう。
ブックオフの2022年5月期第1四半期決済でも、ホビー・トレカ商材の既存店売上高が昨年同月期間と比べて63.2%増加しました。
このような経緯からブックオフではトレカ商材を、親和性の高い書籍・ソフトメディアに次ぐ成長戦略の主軸商品として強化。集中投資の一環としてトレカ専門店の出店戦略を展開しました。
「ブックオフ」ではなく「Japan TCG Center」という屋号を新たに設けた理由は大きく2つあります。
1つ目の理由は、トレカのコアな利用者獲得を目指すため。そして2つ目の理由は、駅周辺や出店面積の小さい場所など、これまでブックオフとしての出店が難しかったエリアへの商圏拡大を実現するためです。
今後は「Japan TCG Center」をさまざまなエリアに展開していくことで、既存店のライトな利用者に加えて、コアな利用者獲得を目指していきます。
このように中核商材の書籍にとどまらず、トレンドを柔軟に取り入れることで多くの人に「楽しく豊かな生活」を提供するブックオフは、新しい事業やビジネスモデルに挑戦するために、スタッフ一人ひとりの「声」と「行動」を重視しています。
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