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リユース業界トピックス

コロナ禍でも成長をキープ リユース業界の最新トレンド2022【前編】

SDGsイメージ

リユース業界の2020年の市場規模は2兆4,169億円と、2019年の2兆3,585億円から2.5%増。コロナ禍でも成長をキープしました。

不調に陥らなかった理由として、外出自粛によって不用品整理、家で楽しめるゲーム、家で仕事をするためのPC・家具、アウトドア用品・レジャー用品といったニーズが増加したことが挙げられるでしょう。

2025年には市場規模が3兆5,000億円に達するとも見込まれており、ブックオフをはじめ、採用に積極的な企業も少なくありません。リユース業界に転職をするなら、今がねらいどきといえそうです。

今回はそんなリユース業界の2022年の最新トレンドについて、【前編】【後編】の2回にわたり紹介していきます。リユース業界への転職に興味がある方、動向をチェックしたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

サステナビリティ意識の高まり

2015年に国連サミットで採択されたSDGs。その重要性の高さから、日本でも企業・若者世代にとどまらず幅広い層に認知が広がりました。

当事者意識をもち、持続可能な社会を目指そうとするサステナビリティ意識の高い人も増加しています。

このような社会全体の空気感と親和性が高いのが、不用品の買取・販売によりサーキュラー・エコノミー(循環経済)を形成し、廃棄物削減に寄与するリユース業界です。

リユース品の購入は地球環境への負担の少なさと、経済合理性の高さから、「賢い消費」として注目されることも。

日本人の「中古品への抵抗感」が薄れており、新たにリユース関連のサービスを利用する人も増えています。

リユース業界内のDX推進

現在はリユース業界でも、デジタルテクノロジーの導入によって「業務効率化」と「顧客体験の向上」を実現するためのIT投資は増加傾向に。業界内でのDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進中です。

例えばキャッシュレス決済システムの活用により非対面での販売・買取が可能になり、感染症拡大の防止・スタッフの負担軽減・ユーザビリティの向上などの効果が期待できます。

またデータベース・AI技術などを駆使することで、商品データ管理による検索性アップ、買取査定の精度向上、顧客に合わせたサービス提供が実現可能。

ECチャネルやアプリを利用して実店舗とデジタルの融合をはかれば、顧客接点の増加も促進できるでしょう。

ブックオフでも公式スマホアプリを軸にした「ひとつのブックオフ構想」で、さまざまなサービスをシームレスに利用できる環境構築を実行中です。カード会員からアプリ会員に移行したユーザーの年間購入金額が1.3倍に増加するなど、収益安定化に寄与しています。

依然として人気の古着

若者世代はファッションにもサステナビリティを求めており、古着は依然として人気です。加えて古着購入の理由が従来のような「節約のため」ではないことから、古着全体が値上がり傾向に。古着市場の成長に拍車をかけています。

とくにアメリカの古着市場は、現在一般のアパレル市場の約21倍のスピードで拡大中。米企業「thredUP」はアメリカの古着市場が2021年の360億ドルから、2025年には約2倍の770億ドルに、2030年にはファストファッション市場の2倍の規模に成長すると予測しました。

若者世代のサステナビリティ意識が米国に劣らず高い日本でも、同様に市場規模が拡大していく可能性は高いでしょう。

【後編】でも引き続き、リユース業界の最新トレンドを紹介していきます。ぜひあわせてご覧ください。


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