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初めての就職・転職なら必読! リユース業界研究2021【前編】

森 ビジネスマン

循環型社会の形成に貢献するリユース業界は、注目を集めている分野のひとつです。そこで【前編】【後編】の2回にわたり、リユース業界への就職・転職を検討している人に向け、リユース業界の全体像をくわしく解説していきます。

そもそもリユース業界とは?

リユース業界は未開封・未使用を含む「消費者から買い取った商品」を販売する産業です。新品を扱う一次流通に対して「二次流通」とも呼ばれます。

通常はゴミとして処分されてしまうモノを再利用することで、地球にやさしい循環型社会の形成に寄与しており、SDGsの認知拡大とともに改めて注目が集まっている分野です。

業務形態はさまざま。従来のリユースショップや古着屋・古書店などに加え、近年ではフリマアプリによる個人間の売買も盛んに行われるようになりました。

利用者にとっては、不用品を対価を得ながら処分でき、欲しいものを新品と比べて低価格で入手できる点がリユースサービスを利用するメリットとなっています。

ちなみにリユースと似た意味で使われる「リサイクル」は、ペットボトルなどの資源ごみを「原材料・エネルギー源」として、かたちを変えて再利用することを指します。そのためリサイクルショップと一般的に呼ばれるお店は、厳密には「リユースショップ」が正しい呼び方なのです。

リユース業界のビジネスモデル

リユース企業の利益は、基本的に買取価格に上乗せをした販売価格で決まります。

買取方法は利用者の利便性向上を通じて多様化しており、店舗やイベントスペースなどで受け付ける場合もあれば、個人宅・企業などに出向いたり、郵送をしてもらったりする場合もあります。

一方、代表的な販売方法としては店舗販売とオンライン販売が挙げられるでしょう。とくにコロナ禍の中では、非対面・非接触のオンライン販売のニーズが増加しています。

リユース商品の価格

リユース企業の利益に大きく関わる商品の買取価格と販売価格。はたして、どのように決まるのでしょうか。

リユース業界で扱う商品は、すべてが1点物になります。商品の状態・付属品などの有無によって、査定額・販売額が変動するのです。

よってできるだけ良い状態で販売するために、商品にはクリーニング・修正といったメンテナンスを施すケースも少なくありません。

また商品ごとに需要と供給のバランスがあり、価格相場が変化するのもポイント。入手するのが困難な商品であれば、もともとの定価よりも高値がつく場合があります。一方、需要が鈍り在庫となっている商品は、値下げをして販売されます。

リユース業界では、このような価格変動をつねに把握し、的確に査定・値付けを行う必要があるのです。買取、販売双方の価格設定にずれがあると、顧客が離れてしまったり、事業を維持する利益をあげられないリスクがあります。

【後編】では引き続き、リユース業界の動向・将来性と、ブックオフの取り組みをご紹介。ぜひチェックしてみてください。


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