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リユース業界トピックス

リユース&フリママーケットの現状とブックオフの強み【前編】

リユース

Withコロナの中、着実に市場拡大を続けるリユース業界

これから2回にわたりリユース業界の現状と、ブックオフの強みについてお届けします。前編の今回は、フリマアプリを含めたリユース市場の現状にフォーカス!

11年連続で拡大するリユース市場

リユース業界情報誌「リサイクル通信」によると、2020年のリユース市場の規模は、前年比2.5%増の2兆4169億円にのぼります。なんと2009年から11年連続で、増加しているんですね。

直近10年間の年平均成長率(CAGR)は7.5%を達成し、2025年の市場規模は3.5兆円まで拡大すると予測されています。

リユース市場拡大の背景

市場拡大が続く理由に、エコな生活やSDGs(持続可能な開発目標)の浸透が挙げられます。

「新品にこだわらない」「使えるモノは長く使う」「ゴミを減らす」……。このようなマインドをもつ人が増えているといわれています。

たとえばコロナ禍での買取品の増加。
在宅勤務の奨励や学校の休校により自宅にいる時間が長くなり、自宅の環境を見直す人が増えました。発生した不要品をゴミとして処分するのではなくリユースに回し、お小遣いをゲットした人も多かったようです。

また巣ごもり需要でも、リユース品は大人気です。
本やソフトメディア以外に最近では、キャンプ用品などのアウトドアグッズや楽器、小型調理家電のような新しい商材も注目されています。

CtoCのフリマアプリ

個人と個人の間で不要品の売買を行うフリマアプリは、CtoC(Consumer to Consumer)と呼ばれるビジネスで、スマホで行える手軽さが利用者を増やしています。

2021年 7月 に経産省から発表された「令和 2 年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」では、ネット上で行われる個人間の取引の拡大(前年比12.5%増)の要因として、物販系EC(インターネット上での商品の売買)市場が拡大し利用者が増加したことを挙げており、CtoCで行われるフリマアプリも寄与しているようです。

リユース業界ではCtoC?BtoC?

CtoCのフリマアプリに対して、企業が消費者に対して行う従来型ビジネスをBtoC(Business to Customer)と呼びます。

コロナ禍のリユース業界では多くのBtoC企業がECサイト(ネット上の店舗)を拡充させ、売上アップにつなげました。

リユース業界ではCtoCとBtoC、どちらが選ばれているのでしょう?

ブックオフグループの2021年5月期決算説明資料によると、不要になったモノの売り先として真っ先に人々に選ばれるのは、リアル店舗でした。

「適性価格で買い取ってほしい」「知名度の高いお店なら安心」と思う人、「写真を撮って、ネットにアップして、発送して」という作業を面倒だと考える人が多いのかもしれませんね。

リユース市場の現状やリユース業界におけるCtoC・ BtoCビジネスについてお伝えしました。
後編では、BtoCビジネスにおいてブックオフがもつ強みについてお届けします。

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