リユース業界トピックス
ブックオフが連携施策でめざすもの③ ブックオフ×シャプラニール
シリーズでお伝えしている「ブックオフが連携施策でめざすもの」。
3回目はリユースによるクラウドファンディング「キモチと。」を介した、国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会(以下シャプラニール)」との協働についてお届けします。
「キモチと。」についておさらい
ブックオフが提供する、お金ではなくリユースではじめるクラウドファンディング「キモチと。」は簡単3ステップ。①宅配買い取りサービスを依頼し、②不要品を送るだけで、③買取金額が応援したいプログラムに寄付されます。通常ブックオフが買取を行う商品が対象です。
寄付の対象は、さまざまな社会的課題解決に取り組む地方自治体やNPO・NGO、各種団体など。その数は2021年9月の時点で80近くまで増加しています。
「キモチと。」はリユースを通じて、「応援したい!」「がんばってほしい。」と思う気持ちを寄付という形で届けています。
シャプラニールの活動
シャプラニールは、バングラデシュやネパールといった南アジアを中心に、①子どもの権利を守る、②災害に強い地域をつくる、③フェアトレードを通じて共生できる社会をつくるという主に3つの活動を行うことで、社会や他の援助団体の支援しています。
たとえば、ネパールの地方部における児童労働削減支援。
首都へつながる高速道路に面していることから、都市部へ働きに出る子どもが多い地域で、地方行政・現地NPO団体・地域住民と協働し地域の児童労働を減らすための活動に取り組んでいます。これによりSDGsの目標1・4・8・10・16・17の解決を図ります。
ブックオフとシャプラニールの連携施策が目指すもの
シャプラニールは、誰もが気軽に負担なく参加できる国際協力の一環として、モノを捨てずに誰かのために再活用する「ステナイ生活」プログラムを2000年から実施しています。
「キモチと。」を利用したブックオフとの連携は、2020年6月にスタート。寄付できる物品の種類を大幅に増やすことができました。
今年の夏には、期間中の買取金額を10%増加し全額を寄付する「ホンノ、キモチです。」キャンペーンが実施されるなど、「キモチと。」を通じた取り組みが進んでいます。
ブックオフの「キモチと。」とシャプラニールの「ステナイ生活」は、不要なモノを再利用する点でとても親和性が高いプロジェクトといえるでしょう。
ブックオフとSDGs
ブックオフは、リユースを通じて誰もが気軽に社会貢献できる「キモチと。」を介してさまざまな団体にプラットフォームの提供と支援を行ってきました。こういった活動もリユースの推進にもつながり、SDGsの目標12・17に関連しています。
これからもブックオフは他者と協働を進めながら、SDGsを支援し持続可能な社会構築に携わっていきます。