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リユース業界トピックス

ブックオフレポート2021をチェック① 堀内社長が語る「新たな10年」

社長 インタビュー

今回から4回にわたり「2021年5月期BOOKOFF GROUP REPORT*」を読み解きます。
第1回目は、ブックオフグループ代表取締役社長・堀内康隆氏のインタビューをピックアップ。2021年5月期(2020年4月1日~2021年5月31日)を振り返るとともに、これから先10年のブックオフグループの核となる事業についてお伝えします。

コロナ禍でのブックオフ

新型コロナウイルス感染拡大下での2021年5月期、日本国内では緊急事態宣言の発令による店舗の休業や時短営業、海外ではロックダウンによる営業停止など、ブックオフは大きな影響を受けました。

計画を転換することもありましたが、「ひとつのBOOKOFF」構想にもとづくアプリ会員の獲得推進、ネットと店舗の連携強化は予定通り実施。その結果2021年5月末にはアプリ会員は300万人を突破し、ネット販売や店舗受取サービスといった店舗とネットが連携したサービスを利用するお客様が増えています。

また主力商品である書籍の売り上げが、巣ごもり需要を受け堅調に推移したことや、強化してきたトレカやホビー商材の売り上げが増加。十分な経常利益を確保し、最終黒字を確保することができました。

これからの10年に向けて

創業30周年を経て次なる10年の成長を進めていくため、堀内社長はブックオフグループの事業に3つの柱を設定しました。詳しくみていきましょう。

◇国内ブックオフ事業
アプリ会員のさらなる獲得とサービス拡充のためのシステム投資を進めていきます。そしてECならびに店舗のシステム基盤の刷新を実施し、グループのデジタル化を積極的に推進します。

また「個店を磨く」方針のもと地域特性を活かした店舗運営や、トレカ・ホビー商材を強化しファミリーで楽しめる売り場を全国展開する予定です。

◇富裕層向け事業
ブランド品・腕時計・ジュエリー・貴金属などの買い取りを専門とするハグオールを中心に、百貨店・商業施設内での買取サービス拠点を増やします。また首都圏でのブックオフ総合買取窓口との連携の強化を図り、首都圏路面店での良質な買取サービスの展開を広げて事業拡大を進めていきます。

◇海外事業
ブックオフグループは2021年5月現在、アメリカに9店舗、マレーシアに8店舗海外事業を展開しています。店舗運営力が安定してきていることから、現地マネージャーによる出店を進めます。また日本国内で販売しきれない商品の海外店舗向け輸出など、国内と海外の事業を連携させます。

「2021年5月期BOOKOFF GROUP REPORT」から堀内社長のインタビューをピックアップし、2021年5月期の振り返りと、今後10年のブックオフグループの事業計画についてお伝えました。

次回は「ブックオフレポート2021をチェック② 数字で見るブックオフの現在・過去・未来【前編】」をお届けします。

*「BOOKOFF GROUP REPORT」は年に1度発行される株主通信の名称です。

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