自分の視野をできる限り広げたい
アパレルリユース業界No.1をめざして

戸原 鉄一TETSUICHI TOHARA

リユース商品部アパレルグループ
基準判定・DBチーム

PROFILE

同業他社でのアルバイトから転職活動を経て2010年6月にブックオフへ。メンズアパレルに関わりたいという思いから、当時メンズ服とセットだったスポーツ部門の店長として数店舗を経験。東名川崎店ではスポーツメインから洋服メインへのリニューアルに携わる。現在は本部のアパレルグループにて、査定システムの監修や研修を担当。

スタッフのモチベーションの高さに圧倒された

入社は2010年の6月で、元々は同業他社でアルバイトをしていました。そこではなかなか売り上げが伸びずに苦戦していて、ブックオフの集客力に魅力を感じて転職を考え始めたんです。服に関わる仕事が好きですし、自分で買って自分で売るという流れがすごく楽しいです。大きな企業ですから、入る前は「若手が意見を言えるのかな?」という不安もありました。でも説明会で先輩社員の方が「やりたいことにチャレンジさせてくれる会社」と明言されていて、それなら大丈夫かなと。入ってみて感じたのは、まず人情味のある会社だなぁという所です。人を育てるということにすごく力を入れていて、入社前からのイメージ通りでした。驚いたのは、アルバイトのスタッフも社員のように自分で考えて動いているというところです。自分も以前は似たようなアルバイトをしていたので、いい意味でのギャップを感じましたね。みんなやる気に満ち溢れていて、モチベーションに圧倒されるような感覚でした。

最初は多摩川大橋店で、10か月ほどで業務を覚えて、その後人材育成に携わってから独り立ちという流れでした。同業他社で中古アパレルを扱ってはいたのですが、やり方は全然違いますね。扱う品物の数が段違いに多いので、そこをうまくやるノウハウを身に着けないといけないんです。私の場合、最初から自分の中に大きな目標があったわけではなく、まずは小型店などで自分のできることから着実に売り場作りをしていきました。当時はスポーツ用品とメンズ服が同じ部門だったので、スポーツ担当を希望しました。無事希望通りに配属してもらえて、そこでスポーツウェアの商材としてのポテンシャルに気づいたんです。以前の自分の中でメインに考えていたのは、街中で着るようなオシャレ用の服。でもスポーツウェアと関わってみて、「こんなに値段がつくのか!」と驚くこともあり、新たな知識が身に付きました。

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洋服への情熱が成果になった

店長になってから「こうしたい」という気持ちを上司へ直接ぶつけることができる機会が増えて、入社前に聞いていた通りだったなと思いました。初めて店長として入った東名川崎インター店で、スポーツ用品メインからメンズアパレルメインにリニューアルするところに立ち会えたのは素晴らしい経験でした。自分が直接的に決定に関わったわけではないんですが、「洋服の売り上げだけは負けたくない」という気持ちで頑張ったことで、「東名川崎インター店は洋服メインでやっていける」と判断していただけたのだと思います。リニューアル時には異動を挟んで店長が変わることも多いのですが、自分が続投させてもらえたということからも会社からの期待も感じました。メイン商材を変えるというのは、お客様から見ても結構インパクトのあることですよね。客離れが起きることも少し心配していましたが、リニューアル後も売り上げを落とすことなく数字を出せたので、大きな達成感につながりました。

現在は基本的に店には入らず、本部の仕事や研修などを担当しています。本部での主な仕事はまず、ブランド服が本物かどうか見分ける基準を作成すること。それから査定システムのデータベース作りですね。ブックオフでは、店舗にある端末からブランド名とアイテムの種類を選ぶと、基準になる値段が表示されるようになっています。その状況を見て実際の査定価格を決めるので、入りたてのスタッフさんでもある程度査定ができるような仕組みになっているんですよ。影響力が大きいので当然プレッシャーもありますが、やりがいも大きい仕事です。店舗からさまざまな意見が上がってくるので参考にしつつ、「この仕様にはこういう理由があります」としっかり説明できるようにと意識しています。

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広い視野を持って、
自分を、人を、会社を育てる

仕事をする上で、他の人の視点を取り入れるということをすごく大事にしています。「そう考えればよかったのか!」と思うことが毎日のようにありますね。自分だけでやると独りよがりな仕事になってしまう。そこに他人の視野を加えることで、より深い仕事ができると思います。現場にいた頃はスタッフさんに「業務ではなく仕事をしよう!」とよくいってました。業務というのは、ルーティンでこなしていくもの。対して仕事は「なぜ今、これをやるのか」を意識してやるものだと考えています。例えば「明日セールがある」あるいは「夜になると混む」から、「店内整理を今やっておこう」といった感じですね。そのかいあってスタッフさんから「仕事していて楽しいと思ったのは初めてです!」と言ってもらえたのが印象に残っています。

今後の目標としては、アパレルリユースの業界No.1を目指していきたいですね。まだまだ足りないところもありますが、ポテンシャルは十分だと考えています。店長だった頃は、目に見える範囲で売り場作りを考えることが多かったのですが、本部に来てからは全体の仕組みを使った底上げを考えるようになりました。人を成長させるには責任のある仕事を任せることが大事で、ブックオフは安心してチャレンジできる環境が整っています。必ずしも大きなことをやらないとダメというわけではなく、コツコツ頑張っている人にもちゃんと「頑張ってるね」という声がかかる。人の成長を第一に考えている会社です。

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