ブックオフのお仕事
ブックオフのマレーシア店舗「Jalan Jalan Japan」の新店舗 「AEON MALL Bukit Raja店」って、どんなトコ?
新中期経営方針を「ブックオフだけじゃないブックオフグループ」と定めたブックオフ。
海外事業を成長が期待できる事業と位置づけ、事業規模や利益水準の拡大、事業開発の継続を図る計画です。
今回は海外事業の一翼を担う「Jalan Jalan Japan」(以下、JJJ)をピックアップしました。
JJJ事業の特徴と、2023年11月に新規オープンした「Jalan Jalan Japan AEON MALL Bukit Raja店」の様子を合わせてお伝えします。
JJJの特徴
日本のリユース品を販売するJJJは、2016年にマレーシアに初出店しました。
JJJは、日本国内で買い取った不要品のうち販売に至らず廃棄処分となるモノを減らすための、出口戦略の一環として設立された業態です。
アパレルや生活雑貨、ベビー用品におもちゃ、スポーツ用品や楽器などの趣味関係、アクセサリーや着物など販売されるすべての商品は、日本で買い取られ日本から輸出された不要品です。
「Used in Japan」「Loved in Japan」というコンセプトが受け入れられ、マレーシアに11店舗、カザフスタンに2店舗と確実に店舗数を伸ばしてきました。
マレー語で「Jalan Jalan」は、「ぶらぶらする」「散歩する」という意味を持つ言葉です。
「Jalan Jalan Japan」はその名の通り、500坪を超える広い店内で、日本から届いたさまざまなモノを、ぶらぶら楽しみながらショッピングすることができる、エンタメ性を重視した空間になっています。
AEON MALL Bukit Raja店の特徴
マレーシアで11店舗目となるAEON MALL Bukit Raja店は、所得層も比較的高く人口にも恵まれた地域に位置します。
これまで主にローカルのショッピングモールに出店してきたJJJですが、今回初めて日本のイオングループの関連会社が運営するAEON MALLへの出店となりました。
高い集客力を持つ日系企業のショッピングモールへの出店は、JJJのコンセプトの提供価値向上や日本文化の発信場所としての効果も期待できます。
Bukit Raja店は、売り場づくりにも注力。品質・価格・商品量に複数のコンセプトコーナーを加えることで、よりエンターテイメント性を高めた店舗を目指しています。
ブックオフの海外事業
ブックオフの海外事業はJJJ事業と、書籍やソフトメディア、アニメグッズなどの買取販売を行うBOOKOFF USAを展開する米国BOOKOFF事業から構成され、ここ5年で大きく成長しました。
中期経営方針に則り、10年後の2033年5月期にはJJJ世界100店舗、全米100店舗を目指し積極的出店を行い、売上・利益を伸ばしていきます。
とくに日本で販売機械に恵まれなかった商品の販売先であるJJJ事業は、「すてない社会」の実現に大きく貢献するものです。
他社や自治体とも連携を図り不要品のリユースを広め、質・量ともに高い商品を供給できるよう努めます。
良いモノをお手頃価格で販売するだけではなく、「楽しい」「ワクワクする」といった素敵な時間や体験も提供するリユース店「Jalan Jalan Japan」。
JJJは日本でのリユースが難しいモノの出口戦略として、モノの寿命を延ばし捨てるモノを減らし循環型社会の構築につながる事業です。
ブックオフは国内外で、「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」ことに挑戦していきます。