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リユース業界トピックス

4つのキーワードで読み解く「リユース業界が将来性・成長力が高い理由」【前編】

循環型社会

2011年以降、毎年着実に成長しているリユース業界。2025年の市場規模は、3.2兆円とも予想されています。

今回と次回の2回にわたり、リユース業界の成長のカギとなる「終活」「循環型社会」「マルチチャネル(店舗+ネット)」「おうち時間」の4ワードを解説。前編の今回は、「終活」と「循環型社会」の2つにフォーカスします。

「終活」とリユースの関係

「終活」は、自らの人生の終わりに向けて、葬儀やお墓、相続、自分の持ち物などを生前に整理し老後生活の心配を減らす活動のこと。ここ数年、シニア世代の大きな関心ごとになっています。

リユース・ビジネスのキモは、魅力的な商品をそろえるための「買い取り」であるといいます。「終活」による持ち物の生前整理は、良質な商品をまとめて買い取るチャンスといえます。また貴金属やブランド品、美術品などの高価格商材を扱う富裕層など、従来と異なる客層をマーケットに取り込むこともできるかもしれません。

インターネットの利用に不慣れな方も多いこの世代に向けては、出張買取や宅配買取などのサービス拡充がより求められます。

リユース業界にとって「終活」は、良品の買い取りによる商品の充実と新しい顧客の獲得という2点で期待できそうです。

「循環型社会」への移行は追い風

「循環型社会」とは、限りある資源を効率よく利用し、リユースやリサイクルなどの循環的な利用も行うことで天然資源の消費を抑制し、環境への負荷も減らしていく社会のことをいいます。

不要になったモノの形を変えることなく使い続けるリユースは、新たなエネルギーや資源を必要としません。「循環型社会」の構築に大きく貢献しているといえるでしょう。

「循環型社会」への移行に伴い、消費者の考え方も変化しています。

これからの個人消費をリードするZ世代(1996~2015年生まれ)は、環境・社会・経済の3つの観点から世の中を持続可能にしていくサステナビリティ志向が強いとされています。

米国「thredUP」のレポートによると、この世代の8割がリユース品の着用に抵抗を感じないと答えたとのこと。「循環型社会」の構築につながる「リユースOK!」という消費マインドの変化は、リユース業界にとってマーケットの伸びにつながっていきそうです。

今回の前編では、リユース業界の成長のカギとなる「終活」「循環型社会」についてご説明しました。シニア世代とZ世代における生活スタイルの変化が、リユース業界の成長と関連していることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

次回「4つのキーワードで読み解く「リユース業界が将来性・成長力が高い理由」【後編】」では、「マルチチャネル(店舗+ネット)」「おうち時間」にフォーカスしてお届けします。

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