リユース業界トピックス
もう1度おさらい!「リユースとSDGs」③ブックオフの具体的な取り組み
これまで2回にわたり、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」の具体的なターゲットと、リユースが社会に及ぼすメリットと貢献についてお伝えしてきました。
最終回の今回は、ブックオフのwebサイト「BOOKOFF SMILE CIRCULATION」より、SDGsを支援するブックオフの具体的な取り組みについてご紹介します。
「BOOKOFF SMILE CIRCULATION」とは
「BOOKOFF SMILE CIRCULATION」はモノのリユースから生まれる循環を、お客さま、社員、社員の家族、そして関わる全ての人々の未来の世代につないでいくこと、次の人へ幸せを届け、笑顔あふれる社会を実現していくことを目指すために掲げられた、ブックオフのコンセプトです。
ブックオフの具体的な取り組み
中心事業であるリユース業を軸にSDGsを支援しているブックオフは、次のような事業に取り組んでいます。
◆不用品の再生による循環
お客様から買取・引取りした商品で再販できなかった本やソフト、衣料品、携帯電話を外部業者の協力を得て再利用・再資源化しています。
◆行政との取り組み
近年、日本全国で社会問題となっているのが、管理が行き届かない空き家の対策です。ブックオフは、愛知県南知多町・神奈川県相模原市などの地方自治体や企業と連携してこの課題解決に取り組んでいます。
空き家内の動産をリユースに回し不動産を有効活用するシステムの構築に挑戦中です。
◆学校教育への参画
ブックオフの事業やさまざまな取り組みについて伝えるカリキュラムを作成し、授業を実施。子どもたちが、社会問題や環境問題を「自分事」として考えるためのサポートを行っています。
◆クラウドファンディング「キモチと。」
読み終わった本や使わなくなったモノをブックオフに集荷依頼すると、ブックオフが無料集荷し、買取金額が自分の応援したいプログラムに寄付されるシステムです。現在70ほどのNPOや自治体をはじめとする各種団体を、応援しています。
◆特例子会社ビーアシスト
ブックオフのグループ企業として障がい者の雇用を支援しています。
ビーアシストは、「健常者と同じ作業をする」「チームで協業する」「BOOKOFFの本業を行う」の3つを特徴としており、2020年12月に創立10周年を迎えました。
◆各種学校との協業
デザイン専門学校や美大と協働して、廃棄処分寸前の洋服やモノをリメイク・アップサイクルすることで、新しい商品価値を生み出す支援を行っています。
ご紹介した取り組みは、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」のほか、目標8「働きがいも 経済成長も」や目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」にも大きく関わっています。
これからもブックオフはリユース業を軸にさまざまな事業を通じて、SDGsの目標達成、社会課題の解決に貢献していきます。