リユース業界トピックス
もう1度おさらい!「リユースとSDGs」②リユースによる社会貢献
3回シリーズでリユースとSDGsの関係についてさまざまな角度から考える企画、「もう1度おさらい!『リユースとSDGs』」をお届けしています。
前回は、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」を達成するために、紐づけされたターゲットについて詳しくお伝えしました。2回目の今回は、リユースが社会に及ぼすメリットと貢献についてフォーカスします。
リユースとは
リユースは、使用済みのモノの形を変えずに使い続けることです。
リデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)に取り組む3R活動もあり、リユースという言葉は広く定着しつつあります。
以前はモノの形を変えて再利用するリサイクルと混同して使われることも多かったのですが、最近は区別されるようになってきました。
リユースすることのメリット
リユースすることのメリットには、次のようなものが挙げられます。
◆ゴミの削減
使用済みのモノをそのままの形で使い続けることで、ゴミの量が減少します。
◆資源の消費を抑える
リユースでモノの寿命を伸ばすことによりモノの生産が抑えられ、原材料となる資源の浪費を防ぐこともできます。
◆二酸化炭素の排出量を減らす
リユースによってゴミが削減されモノの生産が抑えられれば、輸送トラックやゴミ処理場、製造過程から排出される二酸化炭素を減らすことができます。
◆大規模な施設を必要としない
形を変えることなく使い続けるリユース。加工するための施設は不要のため、建設にかかる新しい資材や加工時のエネルギーも必要としません。
◆お財布にやさしい
不用品をリユースショップに買い取ってもらうと、買取金が入ります。また新品と比べお手頃価格のリユース品の購入は、消費者にとって嬉しいことですね。
リユースは「地球にも私たちにもやさしい」ということがおわかりいただけたのではないでしょうか?
リユースとSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」
不用品として処分されるものを繰り返し使うリユースは、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」の達成と密接な関係にあります。
たとえばSDGsのターゲット12.4は「化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減」を、12.5は、「廃棄物の発生の削減」を掲げています。
これらは、リユースを通じてゴミや二酸化炭素の排出量を減らすことで実現可能です。つまりSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」の達成に、リユースは大きな役割を果たすことができるのです。
リユースが社会に及ぼすメリットと貢献についてお伝えしました。最終回は「BOOKOFF SMILE CIRCULATION」から、ブックオフのSDGsへの取り組みについてお届します。