ブックオフのお仕事
ブックオフの事業・サービス 2024最新トピックス ③プレミアムサービス&海外事業
ブックオフの事業・サービスについて、最新のトピックスを全3回にわたりレポートする本シリーズ。
第3弾で焦点を当てるのは「プレミアムサービス&海外事業」です。
ブックオフグループでは、収益性の高い「プレミアムサービス事業」と「海外事業」を、企業価値の向上に直結する「探索領域」として位置づけています。
グループ全体の利益率を向上させるためには、この探索領域の利益構成比を高める取り組みが欠かせません。
本記事ではそんな両セグメントの具体的な取り組みについてレポートしていきます。
「プレミアムサービス事業」の最新動向
「プレミアムサービス事業」では、第1回でも紹介したようにアッパーマス層〜富裕層をターゲットに、「BOOKOFF総合買取窓口」「hugall」「aidect」の3つの店舗パッケージを展開しています。
直近ではとくに、「BOOKOFF総合買取窓口」「hugall」の新規出店などにより買取を強化。
2024年5月期第2四半期は仕入高が前年を上回ったことで売上高の向上にもつながっており、前年から14.6%の成長となりました。
さらに2023年1月からは販売チャネル開発のため、ECサイト「ハグオールファッション」の取り扱い商材・機能を大幅に拡充した、「rehello」をリニューアルオープンしています。
グループのプレミアムラインを扱う本サイトでは、店舗への取寄せ、購入希望商品の確認、店舗での受け取り、試着サービスの実施、リフォーム・リペアの受注サービスなど、オフライン/オンラインがシームレスに体験できる世界観を実現。
顧客体験の幅と奥行きを拡大することでお客様との接点の最大化を目指しており、売上高は前年同期比37%増と好調に推移しました。
今後は人員の拡充・育成に注力しつつ、3つの店舗パッケージで新規出店を継続していくことで、2028年5月期までに主要都市を中心に100店舗体制を構築する予定です。
「海外事業」の最新動向と現地評価
海外事業では現在、「BOOKOFF USA」「Jalan Jalan Japan」(JJJ)ともにさらなる事業拡大を目指して、人員拡充・待遇改善などを行っています。
どちらも現地採用のネイティブ従業員を中心とした運営と、エンターテインメント性の高い独自の店舗パッケージで現地での地位を確立。
継続的な出店・オペレーション改善・売場の変革により、売上高は前年同期比17.0%増と順調に成長しました。
国内のブックオフ同様に、本・ソフトメディア・アニメ商材・ホビーなどの買取販売を行う「BOOKOFF USA」は、現地でニーズが拡大している日本のアニメコンテンツのファンに向けて、SNS・イベントなどの積極的なコミュニケーション戦略を実施。
アメリカでの認知が拡大したことで、売上高は前年同期比109.0%と堅調に伸長しました。
また現地買取による高い仕入力と高付加価値化により、高い収益性を維持しています。
2033年5月期には100店舗体制を目標に掲げており、東西海岸ドミナントへの継続的な出店に加えて、新たに内陸部メガシティへの展開もスタートしていく予定です。
売上高が前年同期比115.1%と二桁成長を果たした「JJJ」は、「Preloved in Japan」をコンセプトにした商品力と販売回転率で高い収益性を実現。
日本国内で販売に至らなかったリユース品の販売により、廃棄コスト・ゴミを削減する社会性の高さも特徴のひとつといえるでしょう。
高品質な日本のリユース品は、現在展開中のマレーシア・カザフスタンともに好評をいただいており、地域のお客様の笑顔にもつながっています。
2033年5月期までの目標は、BOOKOFF USAと同様の100店舗体制。
JJJではマレーシアとアフガニスタンでの継続出店に加え、新たな国への展開も検討していく予定です。
また商品供給強化のため、設備投資を推進しつつ他社・自治体とも連携して不用品のリユースを促進。事業拡大を通じて「すてない社会」の形成に貢献します。
以上、全3回にわたってブックオフグループの最新トピックスをレポートしてきました。
探索と深化を兼ね備えた持続的な成長により、グループ全体で事業ポートフォリオの変革を推進するブックオフ。
企業価値を最大化させることで、事業ミッションである「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」の実現を目指します。
従来の枠組みに捉われることなく、お客様のニーズに応えられる方、自発性・成長志向・行動力を持って、仲間とともに成果を実感したい方は、ぜひブックオフの採用サイトをチェックしてみてください。