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販売職・店舗ビジネス志望者は必見!リユース業界の現状&将来性レポート2021
新型コロナウイルスの感染拡大により、大きく変わった私たちの生活スタイルやマインド。リユース業界にも大きな影響を与えました。
今回は、withコロナにおけるリユース業界の現状と将来性についてレポートします。
コロナ禍でリユース業界が受けた影響
リモートワークの推奨や不要な外出を控えるなど、在宅時間が増えたことから生まれた巣ごもり需要は、これまでとは異なるニーズを生みました。おうち時間を充実させる生活家電・AV家電、アウトドアグッズや楽器などそれまで家に無かった商品の他、リモートワークに必要なPC・タブレットといった電子機器、デスクや椅子といった家具などのニーズも高まっています。
また3密を避ける生活スタイルが定着。自宅からオンラインを利用して買い物をするお客さまが増え、ネット販売のシェアが拡大して、業界全体でECサイトの充実化が進んでいます。
不用品を活用するサステナビリティ志向が浸透
SDGs(持続可能な開発目標)や「リデュース」・「リユース」・「リサイクル」の頭文字から取った「3R」といった言葉もよく聞かれるようになりました。コロナ禍での断捨離による買取の増加は、サスティナビリティの考えが浸透した象徴といえるでしょう。購入先のひとつとしてリユースショップを考える人が増え、お客様の新しいニーズに応える商品の取り扱いや、時代に即したネットショップの充実などリユース業界の取り組みが進んでいます。フリマアプリの普及によりリユース品の売買が容易になったことも、見逃せません。
加えてサスティナビリティ志向の浸透や、リユース品に対するマインドの変化といった社会情勢もあり、リユース業界は引き続き市場拡大傾向。2025年の国内市場規模は3.2兆円と予測されるなど、将来性が高い業界であるといえます。
今後のリユース業界で注目されるビジネスは?
成長が続くリユース業界では、これからどのようなビジネスが広がっていくのでしょうか。デジタル化のさらなる進歩
この1年「密を避けたい」「人との接触を避けたい」というお客様のニーズに応え、デジタル化やキャッシュレス化を進めてきたリユース業界。今後もお客様の視点で考えながら、利便性を高め、DX化を進めていくと予想されます。他業種との連携ビジネス
不動産会社や片付けサービスと連携して引っ越しや年末の大掃除で発生した不用品を、リユース業者がまとめて買い取るサービスが生まれています。他業種とコラボしたサービスは、ますます増えていきそうです。リユース業界の存在意義と付加価値
「ごみを減らし、使えるものは使い、利用できる資源は再利用する」ことを目的とするリユース業界。新たな付加価値を創造することもできそうです。たとえば子どもたちに「モノの大切さ」を教えるといった環境教育などで価値提供ができれば、子育て世代に訴えることができるのではないでしょうか。リユース業界の付加価値を言語化してアピールすることで、マーケットの拡大を狙うことができます。
販売職や店舗ビジネスに重なる部分もあり、培った知見を活かすチャンスも多いリユース業界。市場拡大が続く現状と将来のビジネス、今後もさらに広がっていくとみられます。