ブックオフのお仕事
ブックオフが推進する「古紙リサイクルの100%国内循環」の取り組み
最近よく耳にするSDGs(エスディージーズ)。
2015年9月に国連サミットで採択され、2030年までに達成するために掲げた「持続可能な開発目標」のことを示します。 17のゴールを表す色があしらわれたカラフルな円形のピンバッジを、ご覧になったことがあるかもしれません。
今回は、SDGsの趣旨に賛同するブックオフの取り組みについてご紹介します。
環境に配慮したさまざまな取り組み
ブックオフは、社会の一員として環境との調和を考え、レジ袋削減のため店頭でのお客さまへのお声がけや社内での節電・ペーパーレス化などさまざまな取り組みを行ってきました。リサイクルにも積極的に取り組み、リユースできなかった38万トン/年を超える書籍を再生紙へ、1,500トン/年弱のCD・DVDなどソフトを再生樹脂へと再利用し、約30万台/年の携帯電話から貴金属や部品を取り出し再資源化しています。
また、「BOOKOFFでモノを買う、BOOKOFFでモノを売る」というお客様の行動そのものが、ごみを減らしモノの寿命を伸ばすことであり、環境に配慮した社会生活の手助けとなっています。
古紙のリサイクルを100%日本国内で
今までリユースできなかった書籍は、古紙事業者に引き渡すことでリサイクルにつなげてきました。引き渡し後の流れは古紙事業者の裁量に委ねており、その多くは海外へ輸出されていたのが現状です。このたび、「ブックオフが排出した資源物は原則として国内で再資源化したい」という意思のもと、リユースできなかった書籍のリサイクルに関して日本製紙株式会社と新たなリサイクルシステムを構築し運用を開始しました。
従来とは異なり、古紙事業者はブックオフの指定拠点から排出された古紙すべてを日本製紙に納品し、それを基に再生紙が作られることになります。
まずは、ブックオフ公式ECサイト「BOOKOFF Online」の倉庫(横浜市瀬谷区)より排出される年間約 8,000 トンの書籍類について本システムの運用を開始します。その後、全国の BOOKOFF 各店舗から排出される古紙についても同様の流れを検討し、国内での100%再資源化を目指します。
ブックオフが排出した古紙から生まれた再生紙を、ブックオフの事業活動に活用することも検討しており、将来的にはブックオフ・古紙事業者・日本製紙の3者で循環システム(クローズドループ)を作る計画です。
持続可能な循環型社会を目指して
ブックオフは、「事業活動を通じての社会への貢献」を経営理念に掲げ、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の趣旨に賛同しています。これからもリユース通じて「多くの人に楽しく豊かな生活を提供すること」というミッションのもと、環境に配慮し、持続可能な循環型社会の実現に向け、取り組みを強化していきます。