リユース業界トピックス
小学生・中学生の受講者が1万人を突破!「学校ブックオフ」で体験できること
ブックオフの「学校ブックオフ」は、小学生・中学生を対象にした教育支援プログラムです。リユース事業としての知見を活かして、職業体験・循環型社会の体験などさまざまなプログラムや講演活動を実施しています。
本記事ではそんな「学校ブックオフ」について、プロジェクトを通じて実現したいことと、これまでの取り組みをレポート。サステナブルな社会の実現をめざすブックオフの取り組みについて知りたいという人は、ぜひ最後までご覧ください。
「学校ブックオフ」で実現したいこと
廃棄物やCO2の削減に貢献するリユース事業を主軸とするブックオフのミッションは、「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」こと。持続可能な社会を形成するため、リユースに留まらないさまざまな活動を推進しています。
そんな社会貢献性の高い活動のひとつである「学校ブックオフ」は、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の達成につながる取り組みです。
SDGs目標4には達成目標のひとつとして「教育を受けるすべての人が、持続可能な社会をつくっていくために必要な知識や技術を身につけられるようにする」ことが掲げられており、そのために「持続可能な生活のしかたなどを理解できる教育」の重要性が示されています。
「学校ブックオフ」は、多くの子どもたちに職業体験などの教育機会を提供することで持続可能な未来に寄与。またリユースの楽しさや環境への問題意識、SDGsの重要性を伝えることで、循環型社会の形成に貢献する取り組みです。
「学校ブックオフ」のこれまでの取り組み
「学校ブックオフ」では、ブックオフグループのリユース事業にもとづきカリキュラムを作成。主に小学生の子どもたちを対象に授業を行ってきました。
具体的なプログラムは、3RやSDGsについて理解を深める「マイバックを作ろう」、BOOKOFFの取り組みを知る・体験する「本の価値って、どのくらい?」、店舗運営を通して循環型社会への理解を深める「学校にブックオフをつくろう!」の3つです。
いずれもブックオフという身近なお店を題材に、「教師が教える」のではなく「子どもが自ら学びにいく」プログラムのため、社会・環境問題を自分事として考えやすい内容になっています。
体験授業中にはオンライン授業を開いて、ブックオフの店舗スタッフがアドバイス。子どもたちが課題を通して課題に思ったこと、乗り越えたいこと、解決したい疑問など質問することも可能です。
2024年12月時点で小学校の受講クラス数は420を突破しており、受講生は累計1万人を超えました。
また2024年からは「学校ブックオフ」初の試みとして、中学2年生で必須の職業体験を融合した企画を実施。
SDGsへの理解を深めるとともに、店舗での実務を通して「子どもたちが働くこと・学ぶことの意義を理解すること」「子どもの主体性・課題解決能力・プレゼン力を養うこと」を狙いとしたプログラムとなっています。
循環型社会の推進をリードする会社・ブックオフ
小学6年生の児童からの連絡をきっかけにはじまったのが、公立小学校との衣料品回収の取り組みです。
総合的な学習の授業でSDGsについて調査するなかで、ブックオフの取り組みに興味を持った児童が自ら保護者や地域の人々から洋服を回収。「ブックオフを通じて社会貢献をしたい」と提案を受けました。
未来を担う子どもたちの身近な存在として、リユース・循環型社会・SDGsへの理解を深める機会を提供しているブックオフ。
今回紹介した教育事業やリユース事業のほかにも、古紙リサイクル、不要品回収システム、廃棄ロス削減の取り組み、アップサイクル、リユースが難しい商品の海外拠点への輸出、社会貢献性の高い活動を支援するクラウドファンディングなど、幅広い活動を展開中です。
そんなブックオフで「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」ために働きたいという方は、ぜひ募集要項をチェックしてみてください。