ブックオフのお仕事
社員の素顔と本音がわかる! 「ブックオフをたちよみ」の熟読レポート【ふるさとブックオフとは】
多様なジャンルの本が並んでいるブックオフの棚のように、ブックオフにまつわるさまざまな物語を紹介するWebサイト「ブックオフをたちよみ」。
本記事では豊富なラインナップのなかから、おすすめ記事『【ふるさとブックオフ】地方とわたしとブックオフを語る座談会』をピックアップして紹介します。また、ブックオフが推進する新プロジェクト「ふるさとブックオフ」にもフォーカス。
ブックオフの社会的意義や取り組みに興味があるという人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
地方に文化を供給するブックオフの役割
東京出身のヒラギノ游ゴさんを聴き手に、地方出身の三宅香帆さん・藤谷千明さん・ジョナゴールドさんがブックオフについて語り合った本記事。
背景にあるのは、地方と都会との「文化的な格差」です。
座談会でも「キー局が映らない」「本屋も娯楽施設もない」「全国公開の映画が上映されていない」「漫画雑誌が遅れて店頭に並ぶ」など、地方出身者が感じるさまざまな「都会との違い」が挙げられました。
一方で、地方にも都会にはない魅力があり、都会のようになってほしいわけではないとも言います。
「クリエイティブな仕事をされてる方があえて都会を離れたりするじゃないですか。それぞれ(都会と地方)を別々におもしろがれるように、青森は青森である必要があると思うんです」(ジョナゴールドさん)
そんなみなさんが地方にいながらにして文化に触れられる場所が、ブックオフでした。ブックオフでの体験や出会いが、いまの仕事に生きている部分も多いのだとか。
「何十年前に出版された小説や、ずっと前に連載が終わった漫画と時代を超えて出会うことができた」(三宅さん)
「私も少し古いCDをブックオフで知って聞いてたので、『若いのによく知ってるね』と言われることが多いですね」(藤谷さん)
また、ブックオフが地域のコミュニティとして機能している側面もあったそう。
たとえば、長期休みには開店と同時にブックオフに入店していたという三宅さんは、同じように開店待ちをしている子たちと雑談をする仲になったと振り返ります。
「ブックオフは『遊びに行く場所』ってイメージが強かったですね」(ジョナゴールドさん)
書店のない自治体に読書機会を創出する新プロジェクト
そんなブックオフが、書店のない自治体に本を提供するのが「ふるさとブックオフ」。座談会の中盤では、「ふるさとブックオフ」のプロジェクトリーダー・平居さんが登場。プロジェクトへの熱い想いを語ってくれました。
「私も本屋さんがない田舎街で生まれたので、10代のある日ロードサイドにブックオフができたときの感動は大変なものでした。同じような体験を地方の皆さんに提供したいという気持ちが原動力です」(平居さん)
2024年4月には三重県桑名郡木曽岬町の図書館内に2号店がオープン。同館の3万冊の蔵書に重複しないように、コミックスやベストセラー、子ども向けの絵本など約4,000冊を提供することで、本に親しむ機会を創出します。
出店のきっかけになったのが、2023年8月に岩手県西和賀町でオープンした1号店です。出店を知った木曽岬町の役場の方からお問い合わせをいただき、書籍を通じた地域振興を目指す地域連携協定を締結しました。
ふるさとブックオフの特長は、ブックオフから地域住民に運営を委託することで、自治体は在庫を抱えるリスクを負わずに出店できることです。
書店のない地域にブックオフの本棚を設置することで、地方と都会との「文化的な格差」の補完に寄与するとともに、子どもたちが集まり会話が生まれるコミュニティになるなど、さまざまな利点があります。
笑顔が循環する社会をつくるブックオフ
ブックオフでは「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」というミッションや、「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」という二つの経営理念のもと、リユース以外にも幅広い事業を推進中です。
今回紹介した「ふるさとブックオフ」のほかにも、教育支援、フードロス削減のための取り組み、古紙・プラスチックのリサイクルなどサステナブルな取り組みを実践。
無理なくごみの削減・モノが循環する社会の形成に貢献することで、5年後10年後にも世の中から必要とされる会社を目指しています。
そんなブックオフが成長の源として重視しているのが、失敗を怖れずにチャレンジできる「人財」です。
持続的可能な社会を実現するためにアイデアや情熱を活かしたいとお考えの人は、ぜひブックオフの採用サイトをチェックしてみてください。ブックオフには意欲的な仲間と一緒に成長できる環境や、社員の「やりたいこと」を応援する環境が整っています。