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ブックオフのお仕事

自社で廃棄のCD・DVDからプラスチックを再生。ブックオフの「CDプラ」がめざすもの ②「CDプラ」の社会貢献

CDプラ商品

 

ブックオフで廃棄するCD・DVDから生まれたプラスチック資材「CDプラについて、2回にわたってご紹介しています。前回は事業に取り組む背景や、ブランド誕生のきっかけとなった「すてるデザイン」プロジェクトについてお伝えしました。

今回は「CDプラ」のラインナップをご紹介するとともに、再生プラスチックの現状と今後についてレポートします。

「CDプラ」商品ラインナップ

「CDプラ」は、廃棄CD・DVDの何を素材とするかによって、再生されるプラスチックの種類が異なります

◆商品名:ポリスチレン(PS)ナチュラル

CDケースを素材とする、透明な資材です。剛性があり、電気絶縁性が良く、成形しやすい特徴を持っています。家電製品や自動車分野、断熱材、カップ麺の容器など、幅広い用途に対応します。

◆商品名:ポリプロピレン(PP)ナチュラル/グレー

DVDケースを素材とする資材で、色は透明とグレーの2種類です。軽量で、加熱により軟化する熱可塑性に優れ、繰り返しの折り曲げに強い特徴を持っています。食品用密封容器や食品トレー、カーペット・ロープなどの繊維、家電や自動車の部品、注射器などの医療部品に使用できます。

◆商品名:ポリカーボネート(PC)ナチュラル

CD・DVDのディスクを素材とする、透明な資材です。透明性はもちろん、寸法安定性、耐熱性、難燃性に優れています。中でも耐衝撃性は一般的なガラスの250倍以上です。ディスクや光ファイバーといった電気・電子・光学分野、スーツケースやサングラスなどの生活用品のほか、警察の防御盾や特殊部隊のヘルメットなどにも対応します。

プラスチックと環境問題

私たちの生活に欠かせないプラスチックですが、プラスチック製品の廃棄などから生まれるマイクロプラスチックは海洋環境破壊の要因になっています。

こうした背景から、2022年4月、プラスチックに関して包括的な資源循環体制を強化する「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(プラスチック新法)が施行されました。

マイクロプラスチックは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」、目標14「海の豊かさを守ろう」にも関連する、解決すべき問題ですね。

再生プラスチック事業の可能性

再生プラスチックの市場は、2035年には2021年に比べて2.4倍の3,553億円まで伸びると予測されており、大幅な市場の拡大が期待されます(株式会社富士経済「2022年 循環型プラスチック・素材市場の新展望」調べ)。

再生プラスチックのような「ポスト・コンシューマー・リサイクル(使用済み品のリサイクル)」の課題は、供給量や品質の安定性

ブックオフの「CDプラ」は、良質なプラスチック資材である廃棄CD・DVDで作られています年間1,700トンにものぼる排出量をベースに、排出からリサイクルまで一貫したラインで提供。信頼性の高い再生プラスチック資材を安定供給することで、上記の課題に対応しています。

社業を通じて社会環境課題への解決を

ブックオフはリユース・リサイクルを通じて、窮屈な思いをせずに循環型社会の構築を加速させていくことが役割だと考えています。「CDプラ」のような新分野にも挑戦中です。

循環型社会の構築に取り組むブックオフで働くことに興味を持たれた方は、ぜひ募集要項をご覧ください。


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