ブックオフのお仕事
3社と業務提携!ブックオフが支援する「障がい者施設専門の BPO(アウトソーシング)事業」とは?【前編】
「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」を経営理念にかかげるブックオフ。2010年には障がい者雇用促進を担う特例子会社ビーアシスト株式会社を設立し、障がいをもつ方が、安心して働ける職場環境を作り雇用を促進してきました。
このたび障がい者施設専門の BPO(アウトソーシング)事業を展開する株式会社ミンナのシゴト、障がい者就労を支援しているノーティス株式会社、特定非営利活動法人 ACT-Rの 3 社と業務提携。障がい者就労支援をさらに促進していくこととなりました。
今回と次回の2回にわたり、障がい者専門のBPOサービスをレポートします。
BPO(アウトソーシング)事業とは
BPOはBusiness Process Outsourcingの略。アウトソーシングの1種で、自社の業務等を専門業者に外部委託することを指します。外部業者が、委託された業務全体に関わっていくことが特徴です。
業務提携におけるそれぞれの役割
BPOの仕組みを使った、(株)ミンナのシゴト・ノーティス(株)・特定非営利活動法人ACT-Rとの3社連携。それぞれが次のような役割分担で、障がい者の就労を支援しています。
◇(株)ミンナのシゴト :マッチングシステム展開、店舗・事業所窓口
◇ノーティス(株):作業マニュアル作成・ブラッシュアップ
◇特定非営利活動法人 ACT-R :業務受託実践・フィードバック
◇ブックオフ:業務委託
◇ビーアシスト: 本業務提携におけるフォローアップ
フォローアップを担うビーアシストとは
ブックオフグループ内で障がい者雇用に取り組む特例子会社、ビーアシスト。2010年に設立され、同年「障害者雇用促進法」に基づく特例子会社として認定されました。
ビーアシストは障害者手帳を持ち働く「パートナースタッフ」と、彼らを支える所長・サポートスタッフから成る運営チームによって運営されています。
パートナースタッフは店舗での軽作業をはじめ、検品・加工、事務業務などを担当。すべてのパートナースタッフは期間の定めのない形で勤務しており、長期的な視点で働くことが可能です。
ビーアシストの特徴は、「健常者と同じ作業」「チームでの協業」「BOOKOFFの本業」の3つ。
パートナースタッフ自らが作業内容の組み立てや作業の進捗管理を行い、仲間と共に働ける居場所を持ち、健常者と同じように働き、社会に貢献していることを実感できる事業所をめざしています。
ビーアシストのあゆみ
2010年の設立当初は、法定雇用率の達成維持が重要課題でした。また採用を進めても任せられる業務が少なく、頭を悩ませる時もあったとか。
2020年現在では、法定雇用率2.2%を大きく上回る4.33%を実現。採用人数も27人から145人と大きく伸びました。2018年、2019年の離職数ゼロが、現場で働くパートナースタッフのやりがいや満足感を表していますね。
次回後編では、障がい者専門のBPOサービスの仕組みと実現の背景、請け負う仕事などについてレポートします。