ブックオフが手掛ける障がい者支援の取り組み

ブックオフグループは成長の源である「人財」の多様性を尊重することで、個々の能力を最大限に発揮できる環境づくりに注力しています。

働きやすい職場環境の整備や、能力開発・自己実現の機会提供、「ウェルビーイング」に配慮した制度フロー、ダイバーシティ関連の教育・トレーニングといった取り組みに加えて推進しているのが「障がい者の雇用・支援」です。

2010年10月には、グループの障がい者雇用を推進する「ビーアシスト株式会社」を設立。障害手帳を持つ仲間をパートナースタッフと呼び、期間の定めのない形で長期的に就労できる仕組みを整えてきました。

「障がいはひとつの個性である」という考えや、誰もが輝いて必要とされる場所を作りたいという想いのもと、一人ひとりがやりがいを持って成長しつづけられる会社をめざしています。

本記事で紹介するのは、そんなブックオフグループの障がい者支援の取り組みです。ブックオフの就業に興味があり、ダイバーシティ方針について知りたいという人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

横浜らいず丘の上のマルシェ

2025年3月16日、ブックオフとビーアシストは横浜市港北区の障がい者支援施設・横浜らいずが主催する第11回「横浜らいず丘の上のマルシェ」に出展しました。

本イベントの目的は、外出が困難な施設の方々に、BOOKOFFの店舗体験やブース体験を通してお買い物やリユースを身近に感じていただく機会を創出することです。

当日は「小さなBOOKOFF」と題して、アパレル品をご購入いただける物販ブースを出展。

販売したアパレル品は、いずれもBOOKOFF店舗で取り扱っている商品同様、誰かが「大切にしていたモノ」を捨てることなく手放したリユース商材です。リユース商材を実際に手に取っていただくことで、衣類購入の機会となるだけでなく、施設外部とのつながりを実感できる機会になればと考えました。

また、本イベントは障がいを持つパートナースタッフが、挑戦や個性を発揮する場でもあります。

パートナースタッフは商品の事前準備や、当日の設営、来場者を案内するコンシェルジュなど、イベントの成功に不可欠なさまざまな業務を担当。ふだんの勤務地である、BOOKOFF店舗や倉庫以外で仕事の実体験ができる場となりました。

障がいを持つ方自身が障がい者支援施設の課題解決に携わることは、社会とのつながりや自身の価値をより認識する機会となります。

設立後、障害者雇用促進法にもとづく特例子会社として認定されたビーアシスト。グループ内では主にグループ会社の「業務支援事業」を担っており、本社・物流拠点のほかに、BOOKOFF店舗への障がい者配属なども行っています。

会社としてめざしているのは、障がい者を中心に運営ができる事業所の実現です。

そのために「パートナースタッフの成長・自立」にスポットを当て、「障がいを持つ方が自立しながら安定して働くことができる環境の創造」や「障害者雇用を通じてのブックオフグループへの貢献」に取り組んできました。

具体的には、社員・サポートスタッフが中心となって、心理的安全性の確保やバイアスの排除、一人ひとりの内発的動機の形成など、「生きがい」につながるマネジメントを実施。

朝礼・夕礼などの時間を利用したパートナースタッフ研修では、ビジネスマナー、生活面のマナー、リーダー研修などの事業所に合わせた研修や、脳トレドリルなどを使用した頭の体操を行っています。

日々の担当業務においても、目の前の作業の先にどのような意味があるのかを理解し、「自身が生み出す社会的価値」の重要性に気づいてもらえるような環境づくり・仕組みづくりに注力してきました。

また、「パートナースタッフの人財育成は自らの言動を通じて行うもの」という考えのもと、率先垂範を旨とした働きかけを心がけているのも特徴です。運営チームのメンバーが障害に対する理解を深め、サポートに必要な知識・スキルを身につけるための研修も定期開催しています。

これらの取り組みが評価され、ビーアシストは2021年、障害者雇用に関する優良な中小事業主に対して厚生労働省が認定する「もにす認定制度」の認定企業となりました。

現在は10代から50代までの計156名のパートナースタッフが就労しており、店舗での軽作業をはじめ検品・加工・事務業務などで活躍中です。
多様性を尊重するブックオフの企業文化
以上、ブックオフが手掛ける障がい者支援の取り組みについて紹介してきました。

パートナースタッフや、経営者を含めた社員・パート・アルバイトスタッフ全員が、待遇面の充実だけでなく「心の幸福」を感じられる居場所となるために、ダイバーシティ実現に向けた環境づくりを推進しています。

「社員の多様性を尊重する会社で働きたい」「自分の個性を最大限に発揮したい」という方は、ぜひブックオフの採用サイトをチェックしてみてください。