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リユース業界の将来性とブックオフの成長ポイント【前編】

2021年、市場規模が2兆6,988億円に達し、12年連続の成長を果たしたリユース業界。コロナ禍のなかでも成長をキープしており、その影響が薄れた現在はさらなる市場拡大が期待されている領域です。2025年には市場規模が3兆5,000万円に達するという予測もあります。

今回はそんなリユース業界の将来性・成長性を、【前編】【後編】の2回にわたりレポート。また業界のリーディングカンパニーであるブックオフの成長ポイントについても解説していきます。

リユース業界の動向に興味がある方、ブックオフへの就職・転職を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

SDGsなど社会的な機運

リユース業界の成長を支える要因としてまず挙げられるのが、日本でも注目されている持続可能な開発目標SDGsです。

不用品を再流通させることで廃棄物やその処分時に発生する二酸化炭素を削減するリユースは、SDGsの目標12「つくる責任・つかう責任」の達成に大きく寄与する取り組みといえます。そのためSDGsの浸透がリユースの利用者増加につながりました。

また長引く不況も消費者の「できるだけ安く商品を手に入れたい」「不用品をただ処分するのではなく換金したい」というニーズを高めることで、リユース業界にとって追い風になる側面が少なくありません。

それでなくともリユースは若者を中心に、経済合理性の高い「賢い消費」として再評価されつつあり、今後さらにユーザー層が拡大していく可能性は高いでしょう。

ネットサービス&決済システムの進化

リユースサービスのデジタル化も、ユーザーの利便性を高め、業界全体の成長促進に貢献する動向のひとつです。

たとえばここ数年で急成長したフリマアプリは、CtoCでのリユース品の売買を一気に活性化させました。

また実店舗を構えるリユース企業でも、コロナ禍以降はECサイトに注力するケースが増加。在庫管理システムにより実店舗・ECサイト間の在庫を共有する仕組みをつくることで、連携の無駄をなくして販売チャネル拡大を実現しています。

さらにネットで購入した商品を店舗で受け取れば配送料がかからないといった施策によって、シナジー効果で販売機会拡大をはかるケースも少なくありません。

加えて販売時や買取金額の支払い時にキャッシュレス決済システムを導入する動きが業界全体で進んでおり、ユーザーの利便性向上や従業員の負担軽減につながっています。

海外ニーズの拡大

リユースが浸透しているのは国内だけではありません。海外でもSDGsなどの影響で市場が活性化しており、リユースはいまやグローバルな需要がある領域なのです。

とくに日本のリユース品はその状態の良さから海外で高い人気を誇っており、多くの観光客が国内のリユース店を訪れることも。このインバウンド需要はコロナ禍により一時は停滞したものの、今後は復調していく可能性が高いでしょう。

またグローバルに店舗を構えたり、越境ECを展開したりと、海外進出をはかるリユース企業も増加傾向にあります。

このようにさまざまな要因が重なり、成長を後押ししているリユース業界。今後さらなる拡大が期待される将来性の高い領域です。

【後編】ではリユース業界の動向を踏まえて、ブックオフの直近の取り組みについて解説していきます。ぜひあわせてチェックしてみてください。

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