札幌、博多、池袋…ブックオフがトレカフェスを展開する理由

書籍・ソフトメディアに次ぐ第3の柱に成長した、ブックオフのトレカ・ホビー商材。2023年5月期第2四半期では、既存店売上高が前年比約150％で拡大しました。

今回はトレカ戦略の1つ「ブックオフトレカフェス」を取り上げます。

誰もが楽しめるイベント

「ブックオフトレカフェス」は、ブックオフが主催する大規模トレーディングカードイベントの名称です。

事前エントリー制の大会や当日受付OKのフリー対戦会に加え、会場スタッフによる少人数で行われる初心者向けティーチングコーナーを実施。トレカの販売や専門スタッフによる買取査定も行われる充実の内容で、初級者から上級者まで楽しめる場です。

「ブックオフトレカフェス」の足跡

これまでに行われたトレカフェスを簡単にご紹介します。(　)内は開催時期と都市名。

◆BOOKOFF Fes.2022 in Sapporo(2022年6月札幌)
「BOOKOFF Fes.」という名称でスタートしたブックオフ初のトレカフェスの参加者は、約200名。

「遊戯王OCG」大会、「遊戯王ラッシュデュエル」のティーチング、フリー対戦をはじめ、トレカを使わなくても楽しめるゲームコーナーなどもありました。

◆ブックオフトレカフェス 2022 in Hakata(2022年9月博多)
トレカフェスの名称はここから。「デュエル・マスターズ」大会、ティーチング、フリー対戦のほか、物販・買取査定も行われ2日間で約700名の方が参加しました。

◆ブックオフトレカフェス 2022 in Shinagawa(2022年12月品川)
首都圏初開催のトレカフェスでは、「ポケモンカードゲーム」大会に小学生以下のジュニア部門が設置されました。

◆ブックオフトレカフェス 2023 in Nagoya(2023年3月名古屋)
ジュニア・シニア・マスターの3部制を導入した「ポケモンカードゲーム」大会。マスターリーグには、PJCS2022の優勝者、第5期ポケカ四天王のお二人など3名の招待選手も参加しました。

◆ブックオフトレカフェス 2023 in Ikebukuro(2023年5月池袋)
招待選手を含め最大300人を募集した大規模な「デュエル・マスターズ」大会のほか、当日受付OKのイベントも複数行われました。

◆ブックオフトレカフェス 2023 in Sapporo(2023年6月札幌)
事前エントリーの「遊戯王OCG」大会のほか、会場の参加者全員をランダムに2つのチームに分けて勝利総数を争うチームデュエルや、対戦中に運営から発動されるコマンドが適用されるコマンドデュエルなどが実施されました。

各会場とも、多くの人が楽しめるようさまざまな工夫を凝らしています。

ブックオフがトレカフェスを開催する理由

「ブックオフトレカフェス」の開催は「ブックオフでトレカが売れる・買える」ことを周知し、初心者がトレカに親しむ機会もつくります。近隣店舗からのイベント告知と合わせ、「トレカならブックオフ」というファン増やし、来店者の増加・トレカマーケットの更なる拡大を狙います。

昨今のトレカ市場拡大に合わせ、大規模イベントの開催や既存店舗へのデュエルスペース設置、トレカ専門店の新規新開店など、新しい事業にブックオフは挑戦しています。

新たなトレンドにも柔軟に対応するブックオフ。興味を持たれた方は、募集要項をご覧ください。