リユース業界トピックス
「モノ」を「キモチ」に変える。ブックオフのクラウドファンディング「キモチと。」の応援プログラム ⑭頼れる大人がいない子どもの支援
お金ではなくリユースから始まるクラウドファンディング「キモチと。」。ブックオフは「キモチと。」を通じてリユースの推進とともに、さまざまな社会課題に取り組む多くの自治体やNPO法人とタッグを組み、活動を支援しています。
本記事では「キモチと。」の概要と、支援プログラムの1つである認定NPO法人「3keys(スリーキーズ)」の活動についてご紹介します。
ブックオフが行う「キモチと。」とは?
ブックオフが提供する「キモチと。」は、リユースを使ったクラウドファンディングです。
利用希望者は不要になったモノを詰めて、ブックオフオンラインが提供する無料のインターネット宅配買取サービス「宅本便」に出すだけでOK!指定された応援したいプログラムに、ブックオフが買取金額の全額を寄付します。
「キモチと。」がこれまでに集めた応援金額(概算)は、なんと3億5159万2390円!多くの方々の応援したい気持ちを届けてきました。現在も80近くのプログラムを応援中です。
頼れる大人がまわりにいない子どもたちを支援する「3keys」
2009年に任意団体として活動をはじめた3keysは、どんな環境で生まれ育っても、十分な教育や愛情が受けられる、すなわちすべての子どもの権利が保障される社会を目指す特定NPO法人です。
子どもの権利をサポートする3keysの活動
3keysは子どもたちが安心して過ごせる空間をオンライン・オフラインの両方で運営するほか、学習支援事業なども行っています。ブックオフは「キモチと。」を通じて、3keysの以下のような事業を応援しています。
◇学習支援事業
3keysは、児童養護施設や母子生活支援施設などで暮らす子どもたちや、家でひとりで困っている子どもたち向けの教室や無料塾を運営しています。「キモチと。」はこの運営をサポートするとともに、学習支援事業のオリジナル教材の制作費用を支援します。
◇ポータルサイト「Mex(ミークス)」の子ども向けコンテンツ制作
3keysは、虐待・いじめ・自殺・こころの問題など、誰にも相談できない悩み事を抱えた10代の子どもたちが、安心して頼れる大人や団体とつながれるための検索・相談ができるポータルサイト「Mex」を運営しています。
親から虐待を受けている子どもたちは、それが虐待であると自分で認識することは容易ではありません。
「Mex」は、子どもたちが自分の状況を理解する手助けとなるコンテンツも制作。「キモチと。」で寄せられた応援はその費用にも充てられます。
モノの循環と人のキモチをつなぐブックオフ
ブックオフは経営理念の1つとして「事業活動を通じての社会への貢献」を掲げ、SDGsへの取り組みは経営上の重要事項と考えています。
社業であるリユースを使ったクラウドファンディング「キモチと。」を提供することにより、ブックオフはさまざまな団体と協働し国内外の社会課題の解決に取り組むことができます。
これは、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の達成に貢献します。
「キモチと。」はモノの循環だけではなく、温かな人の気持ちもつなぎます。ブックオフはモノと気持ちの循環の中心でありたいと考え、今後もSDGsの目標達成に努めていきます。
ブックオフの活動や理念に共感を覚えられた方、ブックオフの仕事に興味を持たれた方は、ぜひブックオフの求人情報(以下の募集要項)をチェックしてみてください。