ブックオフのお仕事
ついに100施設を突破!「すてない選択」を提案する「R-LOOP」が実現できること
ブックオフが株式会社BPLabと共同運営する雑貨・衣料品回収サービス「R-LOOP」。
リユースとリサイクルを生活者にとってもっと身近なものにするため、「すてない選択」を提供する資源循環のプラットフォームです。
現在、ファッションビル、マンション、ホテルとの提携を推進しており、2025年3月には設置施設が100施設を突破しました。
本記事ではそんな「R-LOOP」の仕組み・取り組みを解説していきます。
「R-LOOP」の仕組み
「R-LOOP」は、ブックオフがBPLabと共同企画・運営するボックス型の不要品回収システムです。
回収の対象となるのはファッション雑貨・衣料品・生活雑貨・おもちゃなど。ボックスに投入された不要品は、国内に6拠点あるブックオフ運用ヤードに集約され手作業で丁寧に分別します。
不要品の行き先はリサイクルと海外リユースの2種類です。
資源となる繊維製品は、繊維製品のリサイクル処理に強いBPLabが280種類に分類したうえで再資源化・再商品化。年間のリサイクル量は9,000tにも及びます。
一方、まだ使えるモノは、ブックオフが2016年からマレーシアやカザフスタンなどに展開するリユース店舗「Jalan Jalan Japan」(JJJ)に輸出されます。
JJJは国内店舗で買い取ったモノのうち、販売にいたらなかった商品を海外店舗で直接販売するビジネス形態。日本のリユース品は海外人気が高く、現地のお客様からも好評です。
出店数は現時点で20店舗を越えており、2023年度にはレジ通過ベースで170万人のお客様に889万点の商品を販売しました。リユース販売率は約95%。3,730トンの商品が廃棄されることなくお客様の手にわたっています。
また、設置者が導入しやすいように「R-LOOP」では費用負担を極力抑えたシステムをめざしており、ボックスの貸与は無料です。
ボックスに投函された不要品のその後がわかるのも大きな特徴。リユース量・リサイクル量を設置者に定量報告することで、利用者の安心感につなげています。
「R-LOOP」の立ち上げとこれまでの取り組み
「R-LOOP」立ち上げの背景にあったのは「リユースやリサイクルの気軽さと循環型社会の実現を生活者に身近に感じていただきたい」というブックオフの思いです。
環境省の2022年度の調査によると、衣類の生産時に発生するCO2排出量は年間で約90,000ktにも及びます。また、衣類を手放す手段のうち、リユース・リサイクルの割合は34%。
年間約45万トンの国内衣類品が廃棄物として処分・埋め立てられており、環境に大きな負荷がかかっているのが現状です。
多くの衣料品が廃棄されてしまう理由のひとつとして、ブックオフではリユース・リサイクルを手軽に行えるプラットフォームがない点に着目しました。
古紙・衣料品などの回収ボックスはすでにあるものの、海外に輸出したあとゴミになるなど、回収後の行き先が不透明なケースは少なくありません。
この問題を解決するため、ブックオフはBPLabとのパートナーシップにより、高いリユース・リサイクル力に裏付けられた不要品回収システムを確立しました。
こうして生まれた「R-LOOP」は、2024年8月の丸井2店舗での先行導入を皮切りに設置店舗を拡大しています。
同年11月からは東横INNや、東急不動産ホールディングスの保有・管理するオフィスビル・マンションの共用部・リゾート施設等への設置もスタート。2025年2月末には回収した雑貨・衣料品が9,000kgを突破しました。
現在は丸井4店舗(北千住マルイ、町田マルイ、マルイファミリー溝口、草加マルイ)、東横INN29店舗、東急不動産ホールディングスのグループ各社が運営・管理する68施設の計101施設に「R-LOOP」が設置されています。
加えて、相模原市役所本庁舎でのモデル実証や、東急百貨店さっぽろ店での回収イベントなど、プラットフォームの有効性を訴求する活動にも注力。設置施設をさらに広げることで、「すてない選択」という新たなライフスタイルの普及をめざします。
ブックオフでは「R-LOOP」のほかにも、古紙リサイクル・教育領域への参画・買取寄付サービスなど、核となるリユース事業と連携したサステナブルな取り組みを推進中です。
めざすはリユース・リサイクル率100%の循環型社会。そんなブックオフの姿勢に共感できるという方、社会貢献性の高い仕事に携わりたいという方は、ぜひブックオフの採用サイトをチェックしてみてください。