ブックオフのお仕事
カザフスタンでオープンした2店めのリユースショップ 「Jalan Jalan Japan」ギャリレヤモール店がめざすもの
2023年9月、カザフスタン共和国にリユース店舗「Jalan Jalan Japan」(以下JJJ)の加盟店2号店となるギャリレヤモール店がオープンしました。
本記事では、JJJ立ち上げの目的・意義と1号店の状況、2号店がめざすもの、今後のJJJのヴィジョンについてレポートします。
マレーシアで始まったJJJ事業
JJJは、ブックオフが買い取った商材で、一定期間のうちに日本国内で販売できず廃棄・リサイクルされる4万トンの出口戦略として始まりました。
2016年11月マレーシアに1号店がオープン。
現在はマレーシアで10店舗、カザフスタン共和国で1店舗が展開中で、年間約100万人以上のお客様にご利用いただいています。
日本国内で販売機会に恵まれなかった商材を輸出し現地で販売するJJJのコンセプトは、「Loved in Japan」。
平均 500 坪の広い売り場で「安く、カゴいっぱいの買い物を、家族で楽しめるエンターテインメント」の提供価値にこだわった結果、売上は好調に推移し、売れ残りはほとんどありません。
年間 2,600 トンに及ぶ商品が日本で捨てられることなく、現地のお客様の 喜びにつながっています。
カザフスタン共和国1号店の状況
2022年10月に、加盟店としてオープンしたカザフスタン共和国のJJJ1号店。
マレーシア同様JJJの提供価値が認められ、多くのお客様にご利用いただき、売上も好調です。
人気商材は、日本独自のデザイン性が光る食器・鞄・衣料。
北海道と同緯度という立地から冬物衣料やウィンタースポーツ用品なども需要が高く、南国マレーシアにはない地域特性を活かした店舗運営となっています。
カザフスタン共和国2号店がめざすもの
お客様から好評を得ているJJJカザフスタン共和国1号店ですが、中央アジアという地理的要因による物流の難しさなどもあり、流通が少ないのが現状です。
ブックオフは、日本製衣料に対するお客様の高い信頼性や、マレーシアよりも高い流通価値に着目。
日本で大量に発生する中古衣料品をベースに次の4つの価値をお客様に提供する「アパレル専門店」パッケージの可能性を検討してきました。
・Used in Japan の商品による「良質な衣料品」の提供
・日本の売場作りのノウハウによる「ワクワクする買い物体験」
・お手頃な価格のモノだけでなく機能性やデザインも意識した「付加価値の高い商品ラインナップ」
・圧倒的な商品量による「選択肢」
これらを鑑み2号店は売り場面積250坪の中型店舗とし、取扱商品をアパレル(冬物衣料含む)・かばん・くつ・ウィンタースポーツ用品などに絞ることとしました。
JJJの今後
今後中央アジアにおけるJJJは、中型アパレル専門店を主力パッケージとして本格展開を進める計画です。
ブックオフは10年後のJJJ100店舗を目指し、マレーシア・カザフスタンでの継続出店に加え、新たな国への展開も視野にJJJ事業に取り組んでいきます。
JJJの出店拡大を通して、世の中の「捨てない社会の実現」を図るブックオフ。
自分の力を活かし、チャレンジしてみたい。とお考えの方は募集要項をご覧ください。