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リユース業界トピックス

2023年には4兆円のマーケット! リユース業界のサービストレンドと成長戦略

 

「モノを捨てない」「資源を循環させる」という価値観が浸透しつつある今、サステナブルなライフスタイルを実現する選択肢として、リユースが再評価されています。今後4兆円市場にまで拡大すると予想されるリユース業界では、各企業がデジタル化や専門性の強化を通じてブランド価値の向上を図っています。

この記事では、リユース業界の最新トレンドをピックアップし、市場の動向や今後の成長要因を分析。さらに、リユースを通じて循環型社会の実現に挑むブックオフの取り組みについても紹介します。

拡大するリユース市場と消費者意識の変化

リユース経済新聞の調査によると、2024年の国内リユース市場は、前年度比4.5%増の約3.3兆円。2009年以降15年連続で拡大しており、2030年には4兆円を超える見通しです(*1)。

この背景には、SDGsやサステナビリティの意識浸透に加え、Z世代・ミレニアル世代の価値観の変化があります。「新品よりも、自分らしい選択をしたい」「環境負荷を減らしたい」といった志向が、リユース品の選ぶ行動を後押ししています。また、長引く物価高の影響で、割安なリユース品を選ぶ人も増えています。

さらに、フリマアプリの普及により、消費者が「売る」「買う」「譲る」行為を日常的に行うようになったことも大きな要因です。アパレル、ホビー、家電など幅広いカテゴリで、個人間取引(CtoC)と企業による買取・再販(BtoC)が共存する市場構造が形成されています。

(*1)出典:リユース経済新聞|リユース業界の市場規模推計2025(2024年版)

ECサイト強化やデジタル化による顧客体験向上

近年、リユース業界の各企業でECサイト運営が本格化しています。店舗とECサイトをシームレスに連携させ、顧客がスムーズに買取・購入できる環境を整備することで販売機会を確保。オンラインで購入したものを店舗受取ができるBOPISサービスも普及しています。

ブックオフの宅配買取では、集荷を待たずに郵便局やコンビニから好きなタイミングで荷物を発送できる「持ち込み発送」サービスを導入。商品画像を送るだけで無料査定ができる「LINE査定」も行うなど、買取チャネルの拡大と利便性向上に取り組んでいます。

ブックオフでは、店舗のPOS・販売管理システム、ECサイト、会員アプリへのデジタル投資を強化し、実店舗とオンライン両方でのサービス向上を図っています。2023年9月には「ブックオフ公式オンラインストア」をリニューアルし、公式アプリ会員数も932万人を突破しました。

CtoC市場との差別化:高品質・高信頼

リユース市場の拡大に伴い重要となるのが、フリマアプリなどのCtoC市場との差別化です。CtoC取引は価格の安さや気軽さが魅力で、誰でも簡単に売買を楽しめる一方、「偽物だった」「説明と実物が異なる」といったトラブルも発生しています。

これに対し、BtoC型のリユースビジネスは、企業ブランドへの信頼感が最大の強みです。真贋判定を含む品質管理や、返品・保証などのアフターサービス体制を整えることで、安心して購入できる環境を提供しています。こうした「安全・高品質・信頼性」を軸とした付加価値の創出が、CtoCとの差別化につながります。

ブックオフでは、富裕層やアッパーマス層をターゲットとした、プレミアムサービス事業も展開。百貨店や商業施設内に店舗を設け、上質な接客と洗練された空間で、新しいリユース体験を提案しています。ブランドアパレルやバッグを扱うオンラインショップ「Rehello」も好評で、高付加価値型リユースとして注目されています。

地域共創と人材戦略 — リユース文化を支える力

今後、リユース業界がさらなる成長を果たすには、地域社会との共創やリユース文化を担う人材育成といったアプローチも重要です。

ブックオフでは、自治体や教育機関との連携を強化し、地域ぐるみで循環型社会を推進しています。たとえば、家庭の不要品を入れるだけでリユース・リサイクルに参加できる回収ボックス「R-LOOP」は、地域住民が気軽にリユースに参加できる仕組みとして、仙台や相模原市に常設されています。

また、社員一人ひとりがリユースの意義を理解し、誇りを持って働けるよう、教育・研修制度やキャリア支援も充実。転職者や未経験者の採用にも積極的で、多様なバックグラウンドを持つ人材による革新的なアイデアが新しいプロジェクトを生み出しています。リユースファッションショーやふるさとブックオフは、社員の発案から始まった取り組みです。

参考記事
木曾岬町|木曽岬町に初の書店 ふるさとブックオフがオープン

宮城文化服装専門学校|【ファッションショー】杜の都リユースフェス2025開催!

サステナビリティと利便性を両立させ、循環をデザインするブックオフ

リユース市場は、従来の“中古品”のイメージを超えて、社会と消費者をつなぐ共感型の経済として拡大しています。環境意識の高まりや循環型社会の実現を背景に、リユースはサステナブルな選択肢として、今後も広がりを見せるでしょう。

ブックオフは、「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」をミッションに掲げ、不用品回収ボックス「R-LOOP」や宅配買取を活用したクラウドファンディング「キモチと。」など、誰もが簡単にリユースに参加できる仕組みを構築しています。さらに、富裕層をターゲットにしたプレミアムサービス事業や自治体との連携を通じて、循環型社会の形成を加速させています。

人とモノ、地域と社会をつなぐブックオフの活動は、持続可能な未来を支える新しいリユースビジネスのかたちです。大きな成長期を迎えるリユース業界で、一緒に働いてみませんか? 自分のアイデアで循環型社会の形成に貢献したい人は、ぜひブックオフの採用サイトから求人情報をご覧ください。

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