ブックオフのお仕事
決算数字に見るブックオフ2023 ②プレミアム&海外事業
ブックオフの決済数字を概観しながら、現状の事業・マーケットの状況を紹介していく本シリーズ。
第1回の「国内事業の成長」に続き、第2回は「プレミアム事業と海外事業の現状と今後」をテーマにレポートしていきます。
利益成長が期待されるプレミアム事業・海外事業は、国内ブックオフ事業からの収益・ノウハウ・人財の投資を推進している「探索領域」。
グループの持続的な成長に大きく貢献する事業です。
ブックオフへの転職・就職を検討している人、ブックオフの動向を把握したいとお考えの人はぜひご覧ください。
新たに10店舗を出店したプレミアムサービス事業
「One stop、One table、One to one」のサービスを提供することで、従来のブックオフとはなじみが薄い高所得者層にアプローチする「プレミアムサービス事業」。
直接的な買取・収益の増加に加え、国内ブックオフ事業への商品共有や、グループブランディングなどにも貢献している領域です。
2023年5月期には新店舗を10店舗オープンしており、売上高約54億円・経常利益約3億円の収益をあげました。
2028年までにプレミアム100店舗体制
ブックオフでは2028年5月期までに、主要都市を中心に100店舗展開することを目指して、プレミアムサービス事業を拡大していく予定です。
新規出店やアライアンスパートナーの拡大により、リユース浸透度の低い未開拓の客層とのさらなる接点を獲得。
また待遇・対応力を強化することで競争優位性を確立します。
2024年5月期はまず4〜5店舗のペースで出店を継続していくとともに、基盤づくりのために人財の確保・育成に注力していきます。
海外事業では新たに7店舗をオープン
海外事業の軸になるのは、BOOKOFF USA・Jalan Jalan Japan(JJJ)の2つの店舗パッケージです。
アメリカに展開するBOOKOFF USAは、現地で人気のアニメ商材・ホビーの買取・販売が盛況。
現地買取による仕入力と高付加価値で高い収益性を獲得しています。
一方JJJは現地での買取は行わず、日本国内で販売機会に恵まれなかった商材をマレーシアを中心に出荷。
商品力と販売回転率で高い収益性を獲得しています。
2023年5月期にはBOOK OFF USAを4店舗、JJJをマレーシアに2店舗・カザフスタンに1店舗、計7店舗新規オープンしました。
実績は売上高が約42億円、経常利益が約6億円です。
BOOK OFF USA・JJJともに100店舗へ
海外事業では今後、国内ブックオフに並ぶグループの基幹事業として収益規模を拡大していく予定です。
BOOKOFF USAではアメリカ東西海岸ドミナントへの出店を継続するとともに、新しく内陸部メガシティへの展開もスタート。
2028年5月期までに30店舗体制を、2033年5月期までには100店舗体制を目指します。
JJJではマレーシアとカザフスタンへの継続出店に加え、新たな国への展開も検討中。
他社や自治体とも連携して、不用品のリユース促進による「すてない社会」の実現に貢献します。
また商品供給の拡充により、2028年に50店舗、2033年に100店舗を展開していく予定です。
幅広い事業方針でさらなる成長を目指すブックオフ
以上、2回にわたりブックオフの現状と今後の成長戦略についてレポートしました。
ブックオフでは国内ブックオフ事業と今回紹介した探索領域の成長により、2028年5月期には過去最高益を大きく越える48億円の経常利益獲得を目指しています。
飽くなき挑戦を続ける企業で働きながら、一緒に持続的な成長を目指したい、多くの人に楽しく豊かな生活を提供したいとお考えの人は、ぜひブックオフの採用サイトをチェックしてみてください。