ブックオフの本が「和紙製ブックカバー」に⁉ 「本のある未来のために。」の取り組みをレポート

積み重なった本

ブックオフは2023年3月20日、一部店舗で書籍・コミックの古紙をアップサイクルした「和紙製ブックカバー」の販売をスタートしました。

この和紙製ブックカバーは、日本出版販売株式会社の「ONE ECO PROJECT」と、中国経済産業局の共同プロジェクト。ブックオフで不要になった書籍の古紙を活用して、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みです。

本記事では「ONE ECO PROJECT」和紙製ブックカバーの概要や意義、ブックオフがめざすサステナビリティについてレポートしていきます。

「ONE ECO PROJECT」の和紙製ブックカバー

日本出版販売株式会社の「ONE ECO PROJECT」は、出版業界ならではのコンテンツとエコを組み合わせたさまざまなイベント・商品を展開することで、楽しみながらエコ活動に参画できる取り組みです。

今回の「和紙製ブックカバー」では、中国経済産業局との共同で、書籍やコミックの古紙をアップサイクル。1500年の歴史を持つ越前和紙の技術を活かし、古紙を利用して漉いた和紙を使用することで、温かみのある手触りのブックカバーに仕上げました。

デザインは「ピーターラビット™」「わちふぃーるど猫のダヤン」を使用した4種類です。人気コンテンツを通してエコに対する知識の啓蒙と、環境に優しい製品を手に取るきっかけを創出します。

この和紙に漉き込む古紙の一部には、ブックオフが店舗で引き取った値段のつかない書籍や、販売に至らなかった書籍・コミックを資源として活用しています。

また広島地域のブックオフ5店舗で和紙製ブックカバーの販売も実施。プロジェクトの推進・発展に寄与します。

「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」を経営理念に掲げ、SDGsへの取り組みを重要事項と考えるブックオフ。リユース事業をはじめとするさまざまな取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。

ブックオフ店舗・ECサイトの年間買取件数は約3億9470万点、販売点数約2億6778万点。リユース事業によって削減されたCO2は約20.5万トンにも及びます。

また国内で販売に恵まれなかった商品の一部は、マレーシアに展開する「Jalan Jalan Japan」での販売や、パートナー企業との連携によるリサイクルを実施。不用品として捨てられるモノを減らすことで環境の負担軽減・資源保全に寄与しています。

今回の和紙製ブックカバーの取り組みも、このような環境問題解決のための活動の一環です。

ブックオフグループのミッションは「多くの人に楽しく豊かな生活を提供すること」。

循環型社会の実現に向けて我慢するのではなく、楽しく豊かに過ごしながら地球に優しい生活をおくれるように、今後もさまざまな施策に取り組んでいきます。

ブックオフのサステナビリティの方向性に共感できるという方、明るい未来の実現に向けて自身の知識・経験・スキルを活かしたいという方は、ぜひブックオフの採用情報をチェックしてみてください。