リユース業界トピックス
ブックオフが連携施策でめざすもの② ブックオフ×ジモティー
3回シリーズでお届けする「ブックオフが連携施策でめざすもの」。
2回目の今回は、地域の情報サイト「ジモティー」を運営する株式会社ジモティーとの実証事業についてレポートします。
全国から買い取ったリユース品の在庫を抱えるブックオフと、地域のリユースを推奨するジモティーがタッグを組んだ実証事業。どんな効果が生まれるのでしょうか?
地域の情報インフラを担うジモティー
「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」ことを経営理念とする(株)ジモティー。都道府県や市区町村別に、「売ります・あげます情報」「不動産情報」「求人情報」などの情報を一覧化したWebサイト「ジモティー」を運営しています。利用者が無料で情報交換できる情報サイトは、地域の情報インフラとして欠かせない存在です。
倉庫に眠るブックオフの在庫をジモティーに出品
今回の実証事業ではブックオフが横浜市瀬谷区の倉庫に保有している在庫を、情報サイト「ジモティー」に出品・販売します。ジモティーでネット決済された商品は、ブックオフが指定する拠点に配送します。
取り扱い商品は炊飯器・トースター・掃除機などの小型家電のほか、電動工具や楽器など。
お客様が安心してご購入いただけるよう、販売価格が1万円以上ならば現物確認後の購入も可能です(予約制)。また現地倉庫での商品受け取りのほか一部商品は自宅への配送もOKと、お客様の利便性も考えました。
過剰在庫の解消=地域のリユースの活発化
ブックオフが全国から買い取ったリユース品は、すぐに店舗に並ぶモノばかりではありません。これらの在庫品は倉庫の保管スペースを圧迫しており、余剰在庫を減らすことはブックオフの課題でもあります。
今回ジモティーとの協働により、新しい販売チャネルが1つ増えたブックオフ。余剰在庫の解消につながりそうです。
ジモティーは情報サイト「ジモティー」を通じて、大型の家具や家電を中心に必要なモノを必要な人へ届ける場を提供し、地域のリユースを促進しています。
1か所で大量の品物を出品・販売するブックオフとの連携は、地域のリユースの活発化に貢献するでしょう。
ブックオフのミッションとは?
ブックオフの事業ミッションは、リユースを通じて「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」こと。リユースプラットフォームとしての機能を果たし、SDGsを支援しています。
地域内のリユースを促したいジモティーとの実証実験は、在庫の収益化実現というニーズだけではなく、リユースの普及という理念でも合致しました。
SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」にも通じる(株)ジモティーとの実証事業。これからもブックオフは社業であるリユースを通じて持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。