ブックオフのお仕事
『もう着ない服』に新しい価値を サーキュラーファッションがめざす世界

衣替えの季節になると、クローゼットの奥から「もう着ない服」が現れる——そんな経験をしたことはありませんか?
現在、日本国内で家庭から可燃・不燃ごみとして排出される衣料は、年間約48万トン。これは、大型トラック約130台分が、毎日休むことなく焼却・埋め立てされている計算になります。
このファッション業界の大量生産・大量廃棄という構造を解消するため、近年注目されているのが「サーキュラーファッション」です。ブックオフではリユースを通じて、サーキュラーファッションを広める取り組みを進めています。
数字で見る「衣服の末路」―—ファッション業界の現実
環境省の調査によると、国内の家庭から可燃・不燃ごみに出される衣料の総量は、年間約48万トンにのぼります(*1)。
さらに、1人あたり平均23着もの衣服が「1年間一度も着られていない」というデータもあります。購入されたにもかかわらず、袖を通されないまま手放される服も少なくありません。
衣類を手放す方法は、大きく3つに分けられます。リユース(古着として再使用)、リサイクル(資源として回収)、そして廃棄です。この中で最も環境負荷が高いのが「廃棄」であるにも関わらず、現状ではおよそ6割がごみとして処分されています。

画像引用:サステナブルファッションとは|環境省_サステナブルファッション
問題となるのは、廃棄量だけではありません。衣服1枚の生産には、約25.5kgのCO2と約2,300リットルの水が必要だと言われています。衣服1枚あたりの価格は下がり、供給量は増加。ファッション産業では大量生産・大量消費・大量廃棄が加速し、環境負荷が非常に大きいことが国際的な課題となっています。
こうした背景を受け、政府は2030年度までに、家庭からの衣類廃棄量を、2020年度比で25%削減する目標を掲げました(*2)。環境負荷を抑えるためには、「買い方」だけでなく「手放し方」を見直すことが重要となります。
*1 環境省|「令和6年度循環型ファッションの推進方策に関する調査業務」報告書概要版(マテリアルフロー)
*2 環境省|第五次循環型社会形成推進基本計画~循環経済を国家戦略に~概要
サーキュラーファッションとは?
従来のファッション業界は、「大量生産・大量消費・大量廃棄」という一方向の流れ、いわゆるリニア型経済によって成り立ってきました。
これに対し、サーキュラーファッションとは、衣服を使い捨てるのではなく、回収・再利用・再資源化を通じて、価値を循環させ続ける考え方です。サーキュラーエコノミー(循環型社会)とサステナブルファッション(衣服のライフサイクル全体で環境負荷を抑える取り組み)を掛け合わせた概念であり、資源の有効活用と環境負荷の低減を同時に実現することをめざしています。
サーキュラーファッションには、主に3つのアプローチがあります。
リユース | 衣類をそのままの形で次の人へつなぐ方法。最もシンプルで、環境負荷が低い。 例:古着として販売・購入する、家族や知人に譲る |
リメイク | 不要になった服に手を加え、新たなデザインや用途に作り替える方法。 例:服をバッグに作り替える、着物からスカートを作る |
リサイクル | 最終的に古着を繊維や原料に戻し、新しい服や製品をつくる。 例:衣類をウエスにする |
リサイクルには設備やコストがかかり、合成繊維が多い衣類は処理が難しい場合もあります。また、リメイクも有効な手段ではあるものの、手間や技術的なハードルがあり、一般に広く浸透しているとは言い難いのが現状です。
リユースは、ほとんど加工エネルギーを必要とせず、環境負荷の低い手法です。サーキュラーファッションを広げていくうえで、誰もが参加できるリユースは、最も親しみやすいアプローチとして注目されています。
ブックオフの仕事で、サーキュラーファッションを広げる
ブックオフでは、本やCDに加え、アパレル商材も積極的に取り扱っています。ヴィンテージやデザイナーズブランド、スニーカーなど、専門性の高い商品を扱う店舗も展開しています。
ブックオフの仕事は、「もう着ない服」に新たな価値を見出し、循環を生み出すことです。お客様から持ち込まれた衣類を査定し、再び商品として店頭に並べるという一連のプロセスそのものが、サーキュラーファッションの入り口となっています。
アパレル関連職の業務は、査定・買取だけにとどまりません。売場づくりやレイアウト改善、販売促進の企画立案など、幅広い領域に関わります。ファッションが好きで、自らも古着やリユース商品に触れている人は、その視点や感性を活かして、お客様の心をつかむことができるでしょう。
店舗で経験を積んだあとは、店長・エリアマネージャーとしてのマネジメントや、商品戦略や販売企画の立案、さらにはEC事業や新規サービスの立ち上げなど、志向に応じたキャリアをめざせます。販売・接客経験に加え、マーケティングやEC運営の知見を持つ人にとっても、新たな挑戦ができる環境です。
「すてない」選択を。ブックオフが進めるサーキュラーエコノミー
ブックオフでは、サーキュラーファッションの可能性を広げるさまざまな取り組みを展開しています。
ブックオフが主催する「Reclothes Cup」は、古着に新たな価値を与えるアップサイクルデザインコンテストです。ブックオフで役目を終えた衣類を素材とし、デザイン性だけでなく、素材選定の理由や使い切りの工夫といった観点からも評価を行います。毎年、多くの服飾学生が参加し、ファッションショー形式で審査が行われています。
また、日本国内で販売機会に恵まれなかった衣類は、海外店舗「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」を通じて再流通されます。日本におけるリユースの出口戦略として機能すると同時に、現地での雇用創出や孤児院支援にも取り組んでいます。
ブックオフのアパレル関連職は、自らもファッションを楽しみながら、循環型社会の実現に貢献できる仕事です。環境問題や社会貢献に関心のある人ほど、大きなやりがいを感じられるでしょう。ぜひ、あなたもサーキュラーファッションの楽しさを広める役目に挑戦してみませんか? 詳しい募集要項は、ぜひブックオフのキャリア採用サイトをご覧ください。




