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スタートから6年半、応援金額5億円突破! 「キモチと。」からの寄付が実現した活動事例

 

2019年4月にスタートしたブックオフの宅配買取寄付サービス「キモチと。」は、開始から6年半で累計応援金額5億円を突破しました。

読み終えた本や使わなくなったモノが寄付金となり、社会課題の解決につながる仕組みです。「すてたくない」「せっかくなら誰かの役に立ちたい」という生活者の想いに寄り添い、新しい“モノの手放し方”を提案しています。

この記事では、「キモチと。」のプログラムや実現できる支援と、ブックオフが掲げる「すてない社会」への取り組みを紹介します。

宅配買取寄付サービス「キモチと。」とは?

「キモチと。」は、不要になったモノの査定額を寄付金に変えるブックオフの宅配買取寄付サービスです。寄付先プログラムを選び、不要品を梱包して配送ドライバーに渡すだけで、査定額が支援として届けられます。

2019年4月の開始から2025年9月末までの6年半で、累計応援金額は5億円を突破。多くの生活者が“モノをすてない選択”を通じて、循環型社会と社会貢献の両方に参加していることがわかります。

内閣府調査によると、「寄付経験がない」と答えた人は64.7%に上り、その理由として「経済的な余裕がない」「寄付先の情報が不足している」といったハードルが指摘されています(*1)。

「キモチと。」は、こうした障壁を解消し、不要品を活かす新しい寄付スタイルを提供するサービスです。ブックオフが長年培ってきた査定力や物流網を活かし、安心して参加できる寄付を提案しています。

ここからは、「キモチと。」の寄付がどのような活動を支えているのか、具体的な事例を紹介します。

(*1)出典:内閣府|2022 年度(令和4年度) 市民の社会貢献に関する実態調査 報告書

日本の子どもを取り巻く問題に寄り添う「3keys」

虐待、不登校、いじめ、自殺、貧困など、いま日本の子どもたちを取り巻く現状は深刻で、児童虐待相談件数は13万件を超え、7人に1人が貧困状態にあります。

認定NPO法人3keys(スリーキーズ)は、家庭環境や生まれ育った背景に関わらず、「すべての子どもの権利が保障される社会」をめざして活動する団体です。

子どもの居場所づくりや学習支援、ソーシャルワーカー・弁護士との連携など、多角的なサポートを提供しています。

国内支援は物価差を利用できないため、海に比べて金額が大きくなることが特徴で、1人の子どもを支えるのに月5,000〜10,000円ほど必要です。

緊急時には宿泊費や交通費、弁護士費用などを立て替えることもあります。「キモチと。」からの寄付は、こうした子どもたちの安全と回復に必要な経費として活用されています。

プログラムの詳細はこちら

認定NPO法人3keys|虐待、貧困などで十分な学習環境や頼る人がいない子どもたちを支えるために

応援金額:3,495,112円/申込数:1,432名(2025年11月時点)

南アジアの教育・地域支援を行うシャプラニール

「特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会」(シャプラニール)は、1972年の創立以来、バングラデシュやネパールで教育・就労支援を行う国際協力NGOです。

“誰も取り残さない社会”をめざし、南アジアの貧困地域で教育支援や女性の就労支援、地域開発などを行っています。

バングラデシュでは、30万人以上の少女が家事使用人として働き、教育や遊びの機会を奪われ、暴力や性的虐待のリスクにさらされています。

シャプラニールは少女たちに読み書きや衛生教育を提供する支援センターの運営に加え、権利向上のための社会啓発や雇い主・親へのワークショップも実施しています。

「キモチと。」による支援を通じて、本20冊(約800円)で読み書きの授業を1回、ゲーム機本体1点(7,000円)で仕事の選択肢を増やすためのミシン研修を1週間開催できます。

プログラムの詳細はこちら

シャプラニール=市民による海外協力の会|「誰も取り残さない」―南アジアで貧困のない社会をめざして―

応援金額:23,390,103円/申込数:7,839名(2025年11月時点)

紛争・災害の最前線へ ― 国境なき医師団(MSF)

国境なき医師団(MSF)は、紛争、災害、感染症など、生命の危機に直面する人々に緊急医療援助を届ける、民間・非営利の医療・人道援助団体です。

紛争や自然災害、貧困などによって困難な状況に置かれた人びとに対し、「独立・中立・公平」の原則に基づき、最前線で医療支援を行っています。

あわせて、現地で目にした人道危機の実態を社会に伝える「証言活動」も重要な使命としています。

MSFの活動資金の9割以上は、個人を中心とした民間からの寄付によって支えられています。この独立性が、いかなる権力にも左右されない中立的な立場を可能にし、「いま最も支援が必要な場所」へ迅速に援助を届ける原動力となります。

「キモチと。」で集まった寄付金も、薬品・医療機材の調達、医師の派遣、治療体制の整備など、命を守る現場で直接活用されています。

プログラムの詳細はこちら

国境なき医師団|【国境なき医師団】多くの命が危機にさらされている場所へ

応援金額:3,048,539円/申込数:695名(2025年11月時点)

地域を支える神奈川県の取り組み「かながわキンタロウ☆ブックキフ」

神奈川県が実施する「かながわキンタロウ☆ブックキフ」は、教育・福祉、自然、文化、ペットなど、県民の暮らしに密着した各基金で寄付を募集する取り組みです。2014年2月よりスタートし、住みやすい街づくりをめざして、地域の未来を支える活動を継続的に行っています。

支援先は、子ども家庭課、スポーツ課、教育施設課など、神奈川県の14の基金等から選択できます。「キモチと。」による寄付金が、おもちゃ・遊具の購入や、保護犬・保護猫の譲渡費として活用され、県内の福祉・教育環境の向上に役立っています。

プログラムの詳細はこちら

神奈川県|【かながわキンタロウ☆ブックキフ】神奈川県の未来のために応援したい

応援金額:3,297,649円/申込数:1,126名(2025年11月時点)

入院する子どもを支える家族へのサポート認定NPO法人キープ・スマイリング

認定NPO法人キープ・スマイリングは、入院する子どもに付き添うご家族をサポートするため、食品・衛生用品・生活用品を詰め合わせた「付き添い生活応援パック」を全国の小児病棟へ無償で提供しています。

入院中の子どもに寄り添う家族は、病院での暮らしにより心身ともに大きな負担を抱えがちです。特に突然の入院や長期の付き添いでは、食料品や生活用品の準備が経済的・精神的な負担となります。

「応援パック」は、そうしたご家族の“すぐ必要なもの”をまとめて届けることで、付き添い生活の安心感を支えています。

2020年の取り組み開始以来、延べ1万世帯以上にパックを届けており、「キモチと。」の寄付も継続的な活動を支える力となっています。

プログラムの詳細はこちら

認定NPO法人キープ・スマイリング|入院中の子どもに付き添うご家族へ「付き添い生活応援パック」をお届けします!

応援金額:1,780,879円/申込数:495名(2025年11月時点)

ブックオフが考える「すてない社会」~サステナビリティとキャリアの可能性

ブックオフは、リユースを通じて循環型社会の実現を目指し、サステナビリティを経営の中心に据えています。「キモチと。」はその象徴ともいえる取り組みで、人々の社会貢献活動を後押ししつつ、社会課題の解決につなげています。

循環型社会を支えるには、多様な人材と組織の成長が欠かせません。ブックオフでは中途採用にも積極的に取り組み、店舗運営、査定、EC、サステナビリティ推進など、幅広い職種を通じて成長機会を提供しています。

「すてない社会」をつくることは、環境や社会のためだけでなく、社員一人ひとりが誇りを持てるキャリアを形成することにもつながります。

ブックオフでは、異業種からの中途採用も積極的に行っています。サステナビリティや社会貢献に関心のある人は、ぜひブックオフの採用サイトで求人情報や社員インタビューをご確認ください。

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