リユース業界トピックス
ブックオフがeBayに新規出店!さらに広がる海外リユース
幅広いリユース品の買取・販売を行う「国内ブックオフ事業」だけでなく、富裕層をターゲットにした「プレミアムサービス事業」や「海外事業」など、成長性の高い事業領域にも注力するブックオフグループ。
海外事業ではアメリカ、マレーシア、カザフスタンなどに積極的に店舗を展開中です。
2025年4月には世界最大級の越境EC(海外販売)プラットフォーム「eBay」への新規出店により、さらなる販路拡大が実現しました。
本記事ではそんなブックオフの海外事業の取り組みを紹介したうえで、eBay新規出店の概要についてもレポートしていきます。ブックオフへの就職・転職に興味があり海外事業についても理解を深めたいという方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ブックオフの海外事業の取り組み
ブックオフが海外1号店としてニューヨークに初進出したのが、2000年のこと。以来、「BOOKOFF USA」と「Jalan Jalan Japan(JJJ)」という2つの店舗パッケージの展開を進めており、2024年11月には合計店舗数が40を突破しました。
アメリカに展開する「BOOKOFF USA」では、本・ソフト・メディアのほか、現地で根強い人気を誇る日本のマンガ・アニメに関連する商材を買取・販売しています。また、地域住民が自由に参加できるコスプレイベントやSNSでの情報発信など、エンタメ性の高い取り組みを推進することで現地ファンを獲得。
ここ数年は内陸部メガシティなど、ブックオフがあまり知られていない地域にも積極的に店舗網を拡大中です。店舗数は現時点で16店舗に達しました。
一方、2016年から事業がスタートした「JJJ」は、現在マレーシアとカザフスタンで新規出店を進めています。
コンセプトは「Loved in Japan」。販売する商材はすべて、日本国内で販売機会にめぐまれなかったリユース品です。
日本のリユース品は現地のお客様からの需要が高く、JJJのリユース・リサイクル率は92%にも及びます。2022年には約2,600トン、2023年には約3,500トンの商品が廃棄されることなくお客様の手にわたりました。
現在の出店数はマレーシアで14店舗、カザフスタンで7店舗。
マレーシアでは平均500坪の大型店舗に幅広いジャンルの商品をそろえ、カゴいっぱいのお買い物を楽しめる店舗パッケージが人気を博しています。カザフスタンでは現地のニーズを踏まえて、冬物衣料などのアパレル商品を主軸にした店舗パッケージを展開中です。
2033年5月期までの「全米100店舗」「JJJ世界100店舗」の実現をめざして、ブックオフでは今後さらなる店舗投資を推進していきます。
eBayでさらに広がる海外リユース
現地での店舗展開に加えて、eBayへの新規出店に踏み切ったブックオフ。新たに開設した「BOOKOFF OFFICIAL ONLINE STORE」でとくに注力するのは、「ゲーム」「CD」「DVD」「書籍」「コミック」などの販売です。
今回の新規出店の背景には、国内店舗で顕在化しているインバウンド市場のニーズ拡大があります。海外店舗の展開規模をはるかに上回る需要に応えるため、欧米圏に強い販路を持つeBayを通してグローバルにリユース販売を展開していくことを決定しました。
また、エンタメ分野に先行して越境ECプラットフォームでの販売を推進してきたブランド品分野の好調も新規出店の決め手です。
日本のエンタメ関連アイテムは海外でのニーズが非常に高く、さらなる販売拡大が見込まれる領域。ブックオフは400万点以上の豊富な品揃えと在庫連携のスキームを武器に、eBayを通じて日本のエンタメの魅力をより多くの方々にお届けしていきます。
以上、ブックオフの海外事業の取り組みや、eBayへの新規出店についてレポートしてきました。
ブックオフでは、国内リユース事業にとどまらないさまざまな領域にチャレンジすることで、多くの人に楽しく豊かな生活を提供する会社です。「将来性のある企業で、チャレンジ精神溢れる仲間といっしょに働きたい」とお考えの方は、ぜひブックオフの採用サイトをチェックしてみてください。