ブックオフのお仕事
規格外の花に新しい命と楽しみを。 ブックオフが「チャンスフラワー」に込めた思い【前編】
本やソフトメディア、ブランド品・アパレル、ホビー、小型家電などさまざまなリユース品を取り扱うブックオフ。2021年3月より都内6店舗で、行き場のない規格外の生花「チャンスフラワー」の常設販売を始めました。
2回にわたりチャンスフラワー販売の背景を解説!前編では、この企画の概要や立ち上がるまでのプロセスをレポートします。
「チャンスフラワー」って何?
ブックオフでのチャンスフラワーの販売は、生花販売やイベント企画を営む株式会社 hananeとタッグを組んで行われています。
見た目は美しいのに市場の基準からほんの少し外れるだけで、廃棄されたり格安で販売される規格外の生花=チャンスフラワー。hananeは多くの人が花に関心をもつきっかけにしたいと、チャンスフラワーの販売と啓蒙活動に取り組んできました。
ブックオフとhananeの出会いはテレビ番組!
2019年秋、某テレビ番組内でブックオフの堀内隆社長に株式会社hananeの広報担当河野さんが「ブックオフでチャンスフラワーを売らせてもらえませんか?」と直談判。
堀内社長が「うちも花を販売してみたかったんです」とその場で返答したことから、この企画が動き始めました。
こんなビジネスの始まり方もあるんですね!
花摘みのように気軽に好きな花を
チャンスフラワーのお値段は1本100円!その時の気分に合わせてお気に入りの花をお財布に合わせて買えるという気軽さが、人気を呼んでいます。
店舗に並んだ生花を見るだけでも、気持ちが明るくなります!
京都・大阪から都内へ。広がるチャンスフラワー
2020年2月のテスト販売、7月から京都・大阪のブックオフ2店舗で毎月定期的に行われたイベント販売を経て、2021年3月より都内6店舗でチャンスフラワーの常設販売がスタートしました!
関西エリアでは毎月京都・大阪の2店舗で実施していた販売イベントを、期間限定という形で大阪・京都・兵庫のBOOKOFF18店舗に拡大。今後全国展開を予定しており、より多くのお客様にチャンスフラワーをお買い求めいただけるようになります。
ブックオフとhananeが生み出す未来
ブックオフとhananeの2社の協働で始まったチャンスフラワーの販売。規格外というだけで売り物にならない花を、お求やすい価格で販売することにより相乗効果が期待されます。
ブックオフのミッション「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」とhananeスタンダード「世界にたくさんの笑顔を咲かせる」という両社が目指す未来に近づく取り組みとなりそうです。
次回後編ではチャンスフラワーの販売を通してブックオフが考える「リユースのブックフ」としての循環型社会実現への思いや、SDGsとの関係などについてお伝えします。