メッセージ
ブックオフは何をめざし、どんな会社でありたいのか。堀内康隆社長が、
自らの足跡、守り続けたいカルチャー、新たな取り組みと今後求められる
プロフェッショナリティについて語ります。
TOP INTERVIEW
多くの人に楽しく豊かな
生活を提供するために
変化や失敗を怖れず
行動し続ける集団でありたい
代表取締役社長
堀内 康隆YASUTAKA HORIUCHI
コンサルティング企業2社を経て、2006年3月にブックオフ入社。
店舗運営を経験した後、2008年4月に執行役員管理副本部長に就任。
取締役執行役員管理本部長に就任。ブックオフオンライン代表取締役社長、
ブクログ代表取締役社長を経て、2017年4月に代表取締役社長に就任。
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失敗を怖れずチャレンジしてほしい。
経験が人を育てることを信じて年に100店はお店を見てまわるようにしてるんですよ。郊外や地方の小さな店舗ばかりですね。大規模店は、みんな行ってくれるので(笑)。チェックではなく、激励です。現場のことは現場のみなさんが一番よくわかってますから。大事なのは、人。スタッフが元気なことです。いつも自慢話を聞かせてもらいにいってます。
コンサルティングファームにいた頃、ブックオフを担当することになり、会社を成長させたいという夢と熱意に共感して入社を決意しました。納期と予算で動くコンサルタントと違って、事業にはゴールがありません。何かを達成したら次のヴィジョンが見えてきて、やればやった分だけ成長につながります。ブックオフに加わって、最初にびっくりしたのは、数字や成果に対する思いの強さと、失敗を怖れずチャレンジする精神です。
入社して間もなく、店舗運営を任されたときのことを今でも覚えています。アルバイトスタッフと関係を築いたり、人件費を管理したりする仕事は初めてで、なかなかうまくいかず、成果を出すことができなかったんです。そんなとき、私を送り出した上司は失敗するとわかっていたかのようにサポートしてくれました。
大事なのは黒字か赤字かだけじゃない、経験から何かをつかんでほしいと期待してくれていたんですね。人を育てるために必要な失敗なら受け入れようという考え方は、当時の私には衝撃でした。社長になった今も、そんなブックオフらしさを大事にしながら未来を考えています。
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がむしゃらに取り組めば成長できる
連携によってより大きな結果が出せるブックオフらしさといえば、もうひとつ感じていることがあります。「がむしゃらにやること」。決して精神論ではなく、成果を支えているのは行動力であるということです。以前に、成功するために必要な力として「知力と人間力」を挙げていた時期もありました。しかし現在は、技術の進化とともに物事が複雑化して正解が見えなくなってきています。行動しなければ成果を可視化できない時代だからこそ、あらためて「がむしゃらにやろう」と語りかけています。
とはいえ、いくらがんばってもできないこと、自分ひとりでは限界を感じることもあるでしょう。ブックオフは、がんばっている人には手を差し伸べ、連帯する会社でもあります。執行役員時代に、会社の仕組みを大きく変えなければならなくなったとき、「自分たちだけでできないなら、周囲に相談して一緒にやればいいじゃないか」と声をかけてくれる人が多かったのを思い出します。チャレンジによって個人が育ち、連携とコミュニケーションによってより大きな成果を出す。事業のあり方が変化しても、底に流れるカルチャーは大事にしていきたいと考えています。
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多様な人材で創り上げる新しいサービス
自ら変化し続ける会社でありたい業績不振をきっかけに、社長を引き受けることになったのですが、活力を取り戻せばブックオフはもう一度よくなれると信じていました。2020年は創業30周年なのですが、その手前で「リユースのリーディングカンパニーをめざすうえで、あるべき姿を創り上げよう」というプロジェクトに取り組みました。
「多くの人に楽しく豊かな生活を提供すること」。業界No.1は目的ではなく、その向こうにある理想に辿り着くための通過点です。現在は、リアル店舗とネットワークをつないで、多くのお客様に自由に楽しんでいただくプラットフォームとして「ひとつのブックオフ」という構想を掲げています。それを実現させるためには、店舗でお客様のご要望に応えるスタッフはもちろん、ITエンジニアやマーケティングのスペシャリストなど多様な人材の力が必要です。
「自分の意志でビジネスを創り上げた」。そんな手応えを感じているスタッフが増えてきたと実感しています。やりたいことを掲げ、失敗を怖れず行動する。お客様の声をしっかり受け止め、自らが変化していく。全うすべき使命と役割を認識して、当事者意識と高い意欲をもって取り組める仲間とともに、ブックオフを成長させていきたいと考えています。
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